中国の空港で買ったばかりの3万円のバッテリーを没収されました(涙)
プノンペンに向かう途中、上海の空港であるトラブルに見舞われました。
3万円で買ったポータブル電源が、上海の空港で没収されたのです(泣)。
同じような失敗をする方が出ないように、その経緯について詳しく書かせていただきます。
ポータブル電源は、中国の空港では引っかかる
今回私は「ポータブル電源」を持っていきました。
タブレットとかスマホ用の小さなやつではなく、コンセントプラグがついていて、家電製品でも使えるようなものです。
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具体的に商品を紹介すると、この画像のものです。
このレベルのバッテリーは、中国の空港では没収されることがわかりました。没収でない場合、「空港の外に出て受け取る」という方法なら返してもらうことができます。
しかし、いずれにしてもそのまま「中国の飛行機に乗る」ということはできないので、結局は没収になるのです。
特に私の場合、そのまま空港を出ずにプノンペン行きに乗り換えるチケットだったので空港を出ることができなかったのでどうしようもありませんせした。
仮に中国が目的地だった場合も、中国で使う分にはいいですが、そこから日本に帰る時には、このバッテリーを持って中国の飛行機に乗ることができません。
つまり「いずれにしても帰り道に没収」ということになります。
■飛行機に乗らず、宅配便で送るならOK
一度空港の外に出て受け取り、それを国際宅配便で送るならOKと言われました。
ただ、上海からプノンペンまで送るのはものすごい金額になることが予想できましたし、3万円のバッテリーのためにまた数万円の送料を払うなんてあり得ないと思ったので、あきらめました。
しかも、私の場合は上に書いたように「空港を出られない」チケットだったので、受け取るためには「1ヶ月以内にもう一度上海に来る」必要がありました。
3万円のバッテリーのためにプノンペンからまた上海まで飛行機で来るなんてナンセンスです。そのチケット代だけでも確実に3万はします。
しかもそこから国際宅配便の送料も払うわけですから、「これはどう考えても割に合わない」と思い、潔くバッテリーを捨てることにしました。
3万円以上するバッテリーが、買ってからわずか6時間後に没収されるというこの悲劇…(笑)。
でも、いい勉強代になりました。
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日本の空港の検問を通っても、中国の検問で引っかかることは多い
今回のバッテリーは、日本の検問は問題なく通りました。
しかし、中国ではダメだということです。「電力が大きすぎる」と言われました。
多分、電力が大きいバッテリーは、それを活用して爆弾を作れる可能性があるということでしょう。
日本だとテロの標的になる可能性が低いのでゆるいようですが、中国は日本と比較するとその辺のルールが厳しいようです。
あと、日本の空港がゆるかったのは、自分が日本人だからということもあるでしょう。どこの空港でも、外国人に対しての方がチェックは厳しくなると思います。
■日本の空港で買った液体類もダメ
私のすぐ後ろの日本人の男性(大学生くらい)も引っかかっていました。彼が引っかかったのは「ファブリーズ」です。
日本の空港で荷物チェックを通った後で買ったものなので、日本ならOKなのですが、「中国のルールではダメだ」と言われていました。彼の場合も私と同様にそのまま外に出るならいいのですが、「中国の飛行機」でその後どこかに行く場合はNGということです。
今回の自分の経験から学んだのは「少しでもNGになる可能性があるものは持たない」ということです。
「絶対に大丈夫」と断言できるパソコンやカメラ以外のものは、極力何も持たずに行くのが無難です。
自分の場合も、家電に使えるくらいの大型バッテリーだったのでダメだっただけで、スマホやiPadの充電用の小型ポータブルバッテリーなら大丈夫だったはずです。
何でこんなバッテリーを選んだのか?
そんな疑問を持たれる方がいるかも知れません。これは、絵を描くための「液晶タブレット」を動かすのに必須だったからです。
(液晶タブレットというのは、「画面に直接絵が描ける(それ専用の)タブレット」です)
私はイラストの仕事もしているので、ビジネスバッグに入るサイズの「Cintiq13hd」というタブレットを持っていきました。
このタブレットは普通の家電と同じで「コンセントがないと動かない」代物だったので、「コンセントプラグ付きのポータブル電源」が必要だったのです。
もちろん、家にこもって作業していれば必要ないのですが、カンボジアの生活をレポートする以上、絵を描く時もできるだけ外でしたいと思ったわけです。
そのために今朝買ったものだったのですが…。
■まとめ
海外旅行でも移住でも、とにかく海外に行く時の荷物は少なくするべきだと感じました。
今回のバッテリーにしても「外で仕事をする」というこだわりさえ捨てれば要らないものだったので、「それがないと絶対に仕事ができない」というものだけを持っていくべきですね。
3万円はそのための勉強代でした。
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