グーグルアースはもう古い?~グーグルはすでに月と火星を侵略していた
先日、ライターのチリペッパーと話をしていたときのことです。
私(グッチ)
「グーグルアースがあるんだから、そのうちグーグルムーンとかできたら面白くない?そうすりゃ自分の買った権利書の付いた月の土地も見れるもんな!!」
(もちろんワタシはそんなもの買ってませんが)
チリ
「そんなもんあるわけないでしょ・・・」(ため息まじりにバカにしています)
すべてはこの何気ない会話から始まりました。
な、なんとすでに実在するグーグルムーンとグーグルマーズ
▲これが今年のブーム?グーグルムーンです
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私自身まさかね、と思いながら検索してみるとなんとすでに存在してます!ムーンバージョンだけかと思っていたら、グーグルさんすでに火星にまで手を出しております。さすがに手が早いですね。
早速グーグルムーンのご紹介ですが、さすがにアースと違って月には今のところ公な住所は存在しません。まあ、当たり前ですが、ですのでそこまで細かく見れません。
もとから「月のあの地点が見たい!」という人も少ないでしょうから、あまり関係はなさそうです。一応グーグルアース同様、人のマークが出たり移動できる部分もありますが、ごく一部のようです。
月面に降り立ったアポロの隊員が撮った写真を中心につかっているようです。さすがにNASAの協力なしではここまで作れませんよね。
もちろんまだまだ画像も少なく、そこまで細部が見えるかというとそうでもありません。まあ細部まで作りこむ必要があるのか、といわれれば、今は必要ないでしょうが。
まだまだ実用性の劣る火星バージョン
▲これは皮膚科の写真ではありません(笑)
まあ遠いですからね、今のところこれが目いっぱいというところでしょうか?(偉そうにいってますが距離とか言っても、書いている本人が実感できない距離です)
英語版しかありませんが、google marsではこのように「infrared」(赤外線)表示に切り替えができたり、それなりに楽しめます。
▲表示切替えで楽しめます
色が変わっているところは地球外生物の存在を表しているのか?と何となく想像を膨らませてワクワクできますね。
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実はこれ普通にグーグルアースからプルダウンメニューで簡単に選べます。楽しいですから一度ぜひ試してみてください。
ここまであるなら金星も土星も!、と思って意気込んで探してみましたが、さすがのグーグルもそこまでは手が届かないようで。でもきっといつか作ると思いますよ。
でもスカイもありますので、イロイロ楽しめますね。
ただ、まあなんだかイメージできませんが、将来「グーグル天王星バージョン完成」とかいわれても、あなたならダウンロードしますか?
月の土地の権利書を売る会社がありますが、そもそも月の所有権は?
あれってすごく安いですよね?そもそもそれが法的にはどうなのかなって、あなたは思いませんか?
実は月に関する国際的な法律というのは、唯一1967年に発効された宇宙条約というものしか存在しません。そこには国家による所有は禁じていますが、個人の所有に関しては何も書かれていません。
なんだかこの時点で「宇宙条約」、その響きだけで現実離れしています!
その盲点をついて1980年にある会社がアメリカで所有権を申し立てたところ、それがなんとあっさり認められました。
念のため国連やロシアに対して「所有宣言」を送ったと言いますから、気合が入ってます。そして異議の申し立てがなかったので販売に踏み切ったようです。
将来買い時がくれば面白いかも知れません
もし本当に法的に有効であり、自分の土地の位置がグーグルムーンで確認できるレベルになれば、買ってみるのも投資としていいかもしれませんよ。現時点で区画整理がきちんとできているとは思えませんので、私はまだ買いませんが。
でも考えて動いた人は偉いと思いますよ。ビジネスとして十分成り立つでしょうからね。でもアメリカの裁判所も実にアメリカンというか、おおらかですね。
アメリカでは「有罪になるまでは無罪」ですから、発想そのものが日本とは大きく異なります。そもそもどの国の所有物でもないのに勝手に誇示所有を認めるなんて。
もちろんこれは月面上の地面に関する所有権であって、決して月の所有権ではありません、当たり前ですが。
たとえば私が購入するとしたら、天体望遠鏡で見えるほどの大きな文字で自分の所有する土地に名前を刻んでほしいですね。それが無理なら、せめてグーグルムーンで確認できるようにしてほしいです。
一応土地を購入すると、GPSの座標のようなものは権利書には記入されているようですが、それがどこなのかを確認できなければ意味はありません。だからこそ安いのでしょうね。
安いんだからファジーでええやないか、と言われれば納得するしかありません。でもね、私グッチはこっそりと考えています。
きっと近いうちに月面で区画整理などの、きちんとしたものがNASAにより作られるはずです。近いうちといっても10年後が30年後かは分かりませんが。その時は投資目的で買ってみましょう!
NASAにメールで問い合わせようと思いましたが、一個人からの質問を受けてくれるアドレスは発見できませんでした。まあ本気で問い合わせようとする私もアホですが。
▲さすがにNASAのガードは固いですね
ひょっとすると近い将来NASAによる開発や、他の国の基地ができるとすると、ピンポイントで安いうちに買い占めておけば、私やあなたも億万長者になれるかも知れませんよ。
▲こんな家も買えちゃいます・・・きっと
文・床田仁グッチ
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