MIFUNEやKROFUNEという帽子ブランドのさりげない被り方
MIFUNE/KROFUNEという帽子のブランドは、アーティスティックな魅力を備えつつも、普段着で被れるようなデザインにしてあるのが特徴です。
ただ、とても個性的であるためコーディネートで悩む方も多いでしょう。
しかし意外といろんな服に合いますし、シンプルなものを着ていてもお洒落に見せることができる便利アイテムでもあります。
上手くいかして魅力的に被るにはどうしたらいいかを、ブランドの話も交えつつ解説していきましょう。
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アーティストが作ったブランドMIFUNE
まずは最初にできた方のブランドMIFUNEについて紹介します。彼のブランドは美術的な装飾をデザインとして落とし込んでいるもので、世にある多くの帽子と比べると個性的なものが多いです。
おそらく理由としては、デザイナーの方がもともとアートを生業としていた人物ということが関係しているでしょう。さらに、通っていた大学も武蔵野美術大であり、服飾の技術を身につけるようなことはしていなかったそうです。
そして帽子制作は、アーティストとして創作活動をしていた時の延長線上で自然とやるようになったことらしく、そのせいかとてもコンセプトを重視したものとなっています。
美術的な作り方、テーマから作り出されるデザイン
毎回制作の際はデザインよりもコレクションのテーマを先に考えて、そこからイメージを広げていくそうです。さらに作業にとりかかる時も、はじめにデザイン画を描くらしく、他のデザイナーとは一線を画します。
▲上の画像はコレクションの一部ですが、飾りが華やかで美しいのがわかるでしょう。ひと目見ただけでもこだわりが感じられる作りですが、デザインばかりが重視されている訳でもありません。
実は重さに関しても十分な考察がなされており、被っている感覚があるかどうかという点を気にして作られています。頭に負担をかけず、それでいて帽子をしていることを感じられるかまで計算されているそうです。
つまり被り心地も抜群でデザインにも秀でた商品である一級品のものと言えるでしょう。ただ、品質のいいものだから高級なブランド品しか合わせられないというものではありません。
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似合わない格好はない?意外と使い回せる
むしろストリートなものとも相性がよく、帽子のもつ品のよさのおかげであえて外していると思わせ、お洒落な雰囲気をだすことができます。きっちりとしたスーツ姿など、明らかにそぐわないもの以外なら特に問題なく合うでしょう。
また、派手な色彩のものを着る時も少しだけ注意が必要かもしれません。前述したように華やかなデザインですので、全身を見た時に上から下まで派手な服装にしていると、ややうるさい感じになってしまいます。
理想としては、ややオーソドックスな装いからは外しつつも、シンプルなものを取り入れるといいでしょう。適度にアクセントを入れつつも、主張し過ぎない程度に抑えれば、帽子のお洒落さが際立ちます。
シンプルな色合いの中に個性をだしたラインKROFUNE
▲さて、次に紹介するのはブランドのもうひとつのラインKROFUNEです。色の美しさを主眼においた、黒を中心にすえたデザインを追求していくことをコンセプトとして掲げています。
▲上の画像を見ればおわかりいただけるかもしれませんが、色としては一番シンプルな黒であるにも関わらず、圧倒的な存在感を感じるはずです。にも関わらず派手になり過ぎないのは、黒色の特性を深く理解している証でしょう。
おかげで、KROFUNEよりも多くのものに合わせることができ、使い回しも効きます。Tシャツにジーンズと言った簡素なコーディネートでも、KROFUNEを被ることでずいぶんお洒落に見えるようになるでしょう。
誰もが被れることが前提にある?デザイナーの考え方にあるものとは??
これほどに着る服を選ばずに被れるのは、デザイナーの感性が優れているからに他なりません。もともとアートにたずさわっていた人物だからこそ、もの単体のデザインだけでなく、組み合わせた時の全体像をも予想して作れます。
おそらくブランドは帽子好きな人が買うことを想定して制作をしてはいないでしょう。むしろ、たまたま立ち寄ったセレクトショップで被ってみて、そこから帽子の面白さに気づくようなケースを想定して創作していると考えられます。
つまり、彼のブランドの帽子は色んな人が被ることを前提に作られたものと言えるでしょう。ですのでよっぽど突き抜けたファッションをしない限りは、どんな服装でも素敵なコーディネートに見えるはずです。
アーティストであったデザイナーが手がけるブランドMIFUNE/KROFUNEの帽子は、一見して個性的でお洒落な人物しか被れないように思えます。しかし実は、華やかな装飾は服装を選ぶほど主張の激しいものではありません。
むしろ他の服を引き立てる役目を持っており、シンプルな服装でもファッショナブルに見えるように計算されています。ですので特にコーディネートに迷う必要はなく、普段着に少しアクセントを加えるつもりで被れば問題ありません。
もちろん、全体的に強烈なインパクトをもつような派手過ぎる格好はNGですが、それは帽子に限った話ではないでしょう。要はなにごともやり過ぎて品がなくならない程度にバランスをとれば、似合わないものはないということです。
by 筒井
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