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日本の紙おむつが海外で大人気! 匂わない締めつけない水着になる?

2014.05.07

日本の紙おむつが海外で大人気! 匂わない締めつけない水着になる? はコメントを受け付けていません

日本製の優れた製品は数々ありますが、最近東南アジアで特に人気があるもののひとつが「紙おむつ」、外国人による買いあさりで品薄になっている製品もあるほどです。

おむつ(おしめ)といえばかつては布製で、子どもが汚すたびに洗わなければならず、「お母さん」にとって大きな負担でした。

それが1970年代に紙製のものが登場し、現在ではほとんどの家庭で「紙おむつ」が使われています。

「紙」と呼ばれてはいるものの、実は最近では本当に紙でできているものはないそうです。

マスクに使われているのと同じ不織布(ふしょくふ)や高吸水性ポリマーなどが使われているのです。

日本製はとても品質が高く、匂わないものやぬれた感じのしないもの、逆に「ぬれた感」を実感させるものや、水着として使えるものまで登場しています。

高品質化の背景には、少子化でメーカーがしのぎを削っていることがあるそうです。

おむつといっても赤ちゃんだけが使うものではありません。

介護が必要な人にも使われますし、最近では砂漠の緑化などにも活用されているそうです。そんな紙おむつの魅力に迫ってみます。

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おむつはやっぱり日本製!と外国人にも大人気。品薄の商品もあります!?

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近ごろでは。東南アジアからの観光客の中に、おむつを大量に購入して「お土産」として持ち帰る人が結構いるそうです。

日本では少子化が問題となっていますが、中国などでは「ベビーブーム」が起こっています。

年に1600万人もの新生児が誕生するため、おむつの需要も急拡大。

中国製のものを使った乳幼児のお尻にデキモノができたというニュースが話題になったこともあり、日本製に人気が集まっているそうです。
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▲棚に商品がほとんど残っていません!

中でもトップブランドである花王の「メリーズ」シリーズは超人気。沿岸部の蒸し暑い地域の人たちにとって、換気性に優れている点が特にウケているのだとか。

花王製品は中国国内でも製造販売されていますが、「日本製」の方が良いとされて、日本で1300円前後で販売されているものが中国では3000円前後で取引されているそうです。

そこに目をつけたブローカーも登場し、買いあさりが激しくなったといわれています。
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▲購入制限をしているお店も増えています。テープでとめるタイプが特に人気です。

匂わないおむつも登場!

「エリエール」で知られる大王製紙が2014年2月に発売した紙おむつ「グーン アロマジック」は、おむつのイヤな匂いを石けんの香りに変えてしまうという優れもの。

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およそ9割の母親がおむつの匂いに不快感を持っていて、「ひとつひとつを袋に密閉する」「消臭スプレーをふりかける」などの対策を講じている人が97%です。

ママたちにとっては、匂わないばかりか良い香りのするおむつはとてもありがたい製品です。

水分の吸収帯に「ハーモナイズド香料」入りのカプセルがしこまれていて、水に反応して香りを発し、香料を出した後のカプセルは悪臭を吸収する仕組みになっているそうです。

しめつけないフィット感が人気!

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ユニ・チャームが2013年に発売した「ムーニー エアフィット」はやさしい締めつけが特長です。

背骨の丸みに合わせたカーブを付け、肌の締めつけが従来品の半分におさえられているそうです。

赤ちゃんにとっては楽チンのはき心地で、かつ、動いても漏れにくい構造になっています。

大きな子供でも安心の超ビッグサイズも登場! 水着になるものまで!

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水分をよく吸収するおむつは赤ちゃんにとって心地よい反面、不快感がないためにおむつを卒業できにくいというデメリットもあります。

そこで、ユニ・チャームの「トレパンマン」は10倍も「ぬれた感」を実感できるようにしてあるそうです。

水分はしっかり吸収するため漏れることはありませんが、不快感だけはあえて強く出るようにしてあるのだそうです。

大王製紙の「グーン スイミングパンツ」はおむつなのに、水に入れるというスグレモノ。

まだおむつの取れていない子どもを水遊びさせるのは親にとっては難題ですが、これなら大丈夫。プールや海に入っても膨らまない構造になっているため安心です。

紙おむつが必要なのは赤ちゃんだけではありません!

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「うちの子はもう大きいからおむつは関係ない」と思っている人もいるでしょうけれど、おむつは赤ちゃんだけのものではありません。

介護が必要な高齢者や介助者などにとっては、快適な紙おむつはとても大切です。

今は必要ない人もいずれは恩恵を受けることもあるかも知れません。

大人用のものは薄型で下着感覚ではけるなどの特長のあるものが発売されています。

紙おむつは砂漠の緑地化にも活用されています!

日本の高吸収性ポリマーは紙おむつに使われるだけではありません。何と、砂漠化の防止や砂漠の緑化にも使われています。

高吸水性樹脂の保水力が。砂漠での作物の栽培を可能にしたのです。

その他にも、育苗(いくびょう)シートや結露防止シート、電気通信用ケーブルの止水テープ、医療現場での手術用シートなどにも活用されています。

現在は、人工筋肉や人工関節などへの応用も研究されているそうです。

「たかが、おむつ」ですが、わが国の優秀なおむつは実にさまざまな形で活躍しているのです。

by 水の

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