Googleの検索で一番ヒットするのは「一」と「の」だった!?
GoogleやYahooなどの検索エンジンでは、どんな言葉が一番数多く当たるのでしょうか?
「よく検索される単語」というのはしばしば取り上げられていますが、ヒット数の多い文字や言葉というのは、あまり見かけません。
私の調べたところでは、ひらがなは「の」が16億件で、漢字は「一」が27億件でトップでした。
一語ではなく述語を含んだ「文」にしたときにはどうでしょうか?
ヒット数というのはかなりあいまいなもので信頼度は高くないとも言われていますが、面白いので、さまざまな角度から検証してみました。
きっと何の役にも立たないのでしょうけれど、不思議なのでせっせと試してみたところ意外と奥が深いです。
なぜか、「時間は流れない」などという文が1億件以上ヒットしたりもします。あなたも、これを上回る面白い「文」を見つけてみませんか?
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ひらがなは、「助詞」が10億件以上ヒットする!?
▲ゐ、ゑ、などは別扱いとしました。いずれも100万~200万件前後しかありません。
ひらがなを一文字ずつGoole検索してみると、数多くヒットするのは、「の、が、は、を、に、て、で」などでした。
「っ」(小さい「つ」)が19位に入る反面、「づ」は最下位(75位)でした。また、「ゆ」(61位)よりも「ゅ」(小さい「ゆ」)(33位)の方がずっと多くヒットします。
件数は日によってもタイミングによっても変化しますので、「の」ではなく「が」がトップになるということがあるかも知れません。
上位を眺めてみると、並んでいるのは、「助詞」として使われるものばかりです。日本語の文章の中にはかならず登場する文字だからでしょうか。
ちなみに「の」で検索したときに一番上位に表示されるのは「Wikipedia」でした。
2位は乗り換え案内の「ジョルダン」、3位は「窓の杜」、4位には「電子政府の総合窓口」が入っています。
16億8千万件の中でトップにランキングされるというのは、きっと気分の良いものでしょうね。
一番ビリになるのはどんなサイトなのか? を知りたいけれどもわからない!?
▲76ページ目からは次のページに移れませんでした
上位はわかりましたが、下位はどうでしょう? 16億8千万件の中で、「世界最下位」になるウェブページというものを運営する人はさぞや悲しい気持ちになるはず!
ぜひ覗いてみたい! と調べようとしましたが、最終ページまで見ることができませんでした。
1ページに10件ずつの表示で76ページ目(755番目)まで進んだところで終わってしったのです。「次へ」が消えて、それ以降は表示しない仕組みになっていました。
「残念!」と思いつつよく考えてみると、最後は1億6千8百万ページ目になるはずなので、そこまで進むのは大変です。
仮に1秒に10ページ進むことができたとしても、1時間(3600秒)で3万6千ページまでしか見られません。
最後までたどり着くには4,666時間必要です。寝ないでめくりつづけても、195日もかかってしまうのです! チャレンジできなくてラッキーでした! あやうくやってしまうところでした。
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漢字は小学一年生で習うものがトップに!
▲上位は簡単な漢字ばかりです!
どんな漢字が一番多くヒットするのかを調べるためには、全ての文字を試さなければなりませんが、10万文字以上あると言われるものすべてを試すことはできません。
そこで、常用漢字(約2100文字)に絞って一字ずつ検索してみました。
常用漢字は一般の生活で使う文字ですので、これ以外の漢字がヒット数の上位になることは考えにくいでしょう。
1位は27.4億ヒットした「一」、2位は「年」で3位は「人」、下位は「箋」「桟」「曖」で、「曖」は24万件しかありませんでしたので、「一」の1万分の1以下です。
ただ、漢字はひらがな以上に件数の変動が大きく、また、ときどき異常値が出ます。
例えば「月」が200億件以上ヒットしたことが何度かありました。どれが一番なのかについては、やや流動的ですが、上位に入る文字はだいたいいつも同じです。
アルファベットの1位は「a」で100億件、ビリは「j」
アルファベットについても順位は流動的で、検索するタイミングによってヒット数に大きな差がでます。
それでも、常に1位になるのは「a」でした。90億~140億件ヒットし、ひらがなや漢字に比べるとかなり多く当たりました。
aも含めて母音は上位に入りやすいようです。最下位はおおむね「j」で、16億~22億程度です。
数字も順位は流動的ですが、1、2、3、4が上位に入りやすいようです。いずれも100億件前後~160億件ヒットします。
文では「日本でみる」がトップかも?
述語の入った文でヒットするものを見つけるのは、とても難しいです。
一文字のものなら数に限度がありますが、文の場合は無限にあります。どれが一番当たるのか決めるのは不可能なのかもしれません。
当たりやすそうな名詞や動詞を使ってさまざまな文を試してみましたが、私が思いついた中で最も多くヒットしたのは、「日本でみる」で、20億件程度でした。
「日本を知る」だと3千万件ほどしかありませんので、述語との組み合わせによって多きく差がつきます。
述語としては「みる」がとてもよく当たるようです。世界、インターネット、携帯、スマホなどの名詞もよくヒットします。
「そこに行く」(3億)、「ものを買う」(2億)、「日本はすごい」(1,5億)、「ネットに書く」(1.3億)などもそこそこ当たりました。
試してみていただければわかりますが、1億を超えるものはめったにありません。
「人を愛する」(140万)、「よく考える」(118万)、「雨が降る」(112万)など、当たりそうで当たらないものもたくさんあります。
ぜひどなたか、「日本でみる」を超えるものを見つけてください。
意外とよく当たる「時間は流れない」
いくつも試す中で意外と面白かったのが、「時間は流れない」です。1.1億件もありました。
「時間が流れない」(1億)、「時が流れる」(2.3億)、「時間が流れる」(2.2億)など似たものも当たります。
否定文ですしあまり一般的でないように思えるのに、かなりヒットするという、とても面白い文です。
不思議なことに、「時は流れない」だと140万件ほどしかありません。そっくりなのに、何十倍も差がついたのです。
ちなみに、「川は流れない」(4200万)、「水は流れない」(1200万)、「水が流れる」(120万)などと変えるとかなり減ってしまいます。
「だから何なんだ?」とバカにされてしまいそうなリサーチですが、興味を持たれた方は、ぜひ大当たりする「文」を見つけてください。
残念なことに、スマホで検索すると「ヒット数」は表示されません。PCでしか試せませんが、「お遊び」として楽しんでみてください。
ネットの世界は日々変化し続けていますので、当然、ヒット件数は毎日のように変動しています。
もちろん、本記事中でご紹介した言葉のヒット件数も、あなたが読まれるころには大きく変化しているかもしれません。
その変化をチェックしてみるのも楽しいかもしれませんよ!?
by 水の
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