牛や豚が普通に放し飼いされているバリ島のアンビリーバブルな光景
日本人の常識的な感覚からすれば、牛や豚はきちんと柵で覆われた牧場などの施設で飼われているはずと思うことでしょう。
しかし、インドネシアのバリ島では、そういた常識は一切通用しません。ちゃんとした飼い主のいる牛や豚や馬が、ほとんど野良牛や野良豚的に放し飼いにされています。
この国では、それがあたり前なのです。信じられないでしょうが、本当です。
観光地だけではわからない、島の真の姿
インドネシア・バリ島は別名「神々の島」とも呼ばれ、その独特の文化に魅せられた人たちが集まるほか、アジアが誇るビーチリゾートとして毎日世界中から多くの観光客が訪れています。
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南部はクタ・ジンバラン・ウルワトゥに代表されるビーチエリア、北部はウブドやキンタマーニ高原などの美しい自然の山エリアで見所いっぱいですが、これらはあくまで「訪問者」に向けたバリ島の顔、実際に住むと観光地に出かけることはほとんどありません。
バリ島はとにかく時間の流れがゆったりしているといわれますが、これは簡単に言うとド田舎だということ。
中心地からバイクで20分も走れば美しいバリ島の景色はどこへやら、道端にはガレキやゴミが散乱し、牛や馬、そしてなんと豚まで放し飼いにしてあるんです。
道端に普通に家畜がいる
牛は牧場にいるものと思ったら大間違い、バリ島では道端にいるのが普通です。
ローカルの中心地デンパサールに行けばたくさんの牛がいますが、観光でバリ島に来て牛を見たいと思ったら、南部エリアに位置する大通りのサンセット通りへ行ってみましょう。
サンセット通りにはたくさんのお店が立ち並んでいますが、数軒先は空き地や野原ですのでたくさんの牛や鶏が放し飼いにされているのを見ることができます。
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野生の動物?いえいえ飼われています
実は私が初めてバリ島に来たとき、これらの動物はすべて野生のものだと思っていました。
しかしインドネシア人に聞くと、動物にはすべて所有者がおり、食べるために自宅の近所で放し飼いにして養っているというではありませんか!
またもっとローカルな場所に行くと、牛や豚が普通に道路を歩いています。
どう見ても良い飼育環境とは思えない姿ですが、餌であるゴミを探してあっちをウロウロ、こっちをウロウロ。
ショックすぎてベジタリアンになっちゃった
しかしインドネシア人にとって動物はまさに食べるためのもの、どんな環境で育てようと彼らが何を食べようとそんなことはお構いなしで「あの豚そろそろ(食べ時)だな」と舌なめずり。
たしかにスーパーで買う「豚肉」はれっきとした豚の肉、でも今それが目の前を歩いているなんて…!
牧場や飼育場では当たり前の光景ですが、そのような工程を目にしたことがない人たちにしてみればショッキングな現実。
ここでは生き物と食べ物の境界線が近すぎるため、バリ島に来てベジタリアンになったという外国人も多いんですよ。
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