インドネシアのインスタントコーヒーはブラックでも甘い!?
インドネシア人は総じて紅茶好きですが、コーヒーも根強い人気があります。
とはいってもスターバックスのようなコーヒーショップに飲みに行くのではなく、もっぱらワルン(食堂)や家庭で作られるインスタントコーヒーが主流です。
どんなに小さなワルンやコンビニでも必ず数種類は用意されており、スーパーともなればインスタントコーヒーだけで一つのコーナーができるくらい多数陳列されています。
ブラックでもあま~~~い
日本では「○袋入り」として販売されることの多いインスタントコーヒーですが、インドネシアでは一袋から購入することが可能です。
最もポピュラーで人気のあるNESCAFE、老舗のGood Day、種類が豊富なABC、チョコパウダー付のカプチーノが人気のTORA BIKAなどインドネシア人でさえすべて把握できないほどいろいろな種類があります。
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大体どれも一袋10円ほどですので、気軽にいろんな味を試せるのが嬉しいところです。
しかしどれもこれもとにかく甘ったるく、まるでコーヒーカップにスプーン大で砂糖を5杯入れたかのようなねちっこさ、私が初めてに飲んだときには一口で顔をしかめてテーブルに戻してしまったほどです。
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これは「ブラックコーヒー」と書かれたものでも同じ、インドネシアでのブラックコーヒーはミルクを入れていないコーヒーのことですので、すでにたっぷりの砂糖が入っているのです。
サービスがゆる~いのもご愛嬌
毎日コーヒーを飲む人のためにお得なパック、といきたいところですが、インドネシアのインスタントコーヒーは大量パックを購入したからといってお得になるわけではありません。
どの商品を見てもお得感を強調したものはなく価格もほぼ同じですので、同じ種類のインスタントコーヒーを買い続ける人はいません。
またコンビニなどではその場でコーヒーが作れるようにポットや紙コップが置いてありますが、しょっちゅうお湯はなくなってるし紙コップもほとんど切れてるし、結局その場でコーヒーが飲めないことがほとんどなのです。
日本人視点では「○○すればもっと顧客をつかめるのに」「○○すれば競合会社に差をつけられるのに」と思ってしまいますが、このゆる~いコーヒー事情もインドネシアを象徴したものなんですよね。
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