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東南アジアではレストランで食事をしながら商談するのが常識です

2014.08.01

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東南アジアの商談と言うのは、日本のそれと比べるとかなりラフな形となります。

また、接待という意味合いもあって、東南アジアでは、レストランで食事を交えながら商談を行うことが頻繁にあります。

商談をレストランで行う理由ですが、考えられる理由は主に三つあります。

つねに美味しいレストランを探している

一つは『お互い美味しいレストランを探している』ことです。海外在住者は、基本毎日レストランや食堂、スーパーのフードコートなどで食事をとります。

自分が行く食事処というのは、ある程度定番化してしまいますので、彼らは常に新しいお店を探しているものです。現地で発行されているフリーペーパーや情報サイトをネットで探していたりするのが日課となっています。

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そこで、「美味しい日本食のレストランを見つけたので、行ってみませんか?」という一言を誰もが求めているわけです。

レストランの方が会話がはずむ?

食事をしながら商談をするビジネスマン
二つ目の理由は『雑談をしやすいため』です。東南アジアで働く日本人は皆、どこかしら共感を持っています。

どのような境遇でここに住んでいるのか、休日は何をして過ごしているのか、おすすめのナイトスポットはあるのか。

などなど、初めて会った人に聞きたいことは山ほどあります。

ですので、会議室ではなくレストランの方が、仕事とは関係ない話をしやすい環境と言えます。

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接待感覚で招待できる

最後の理由は『接待感覚で招待できる』ことが挙げられます。

営業側から見ると、限られた地域の数少ない顧客なので、少しでも気に入ってもらいたいと考えます。

そこで食事に招待すれば、相手と打ち溶け合うことができます。
また、相手からしても、「ごちそうしてくれた」ということで接待を受けたという意識がありますので、ビジネスの話しも真剣に聞かざるを得なくなります。

上記の理由から、レストランでの商談は当たり前となっていますし、それを見越して日本食レストランでは接待用の個室部屋を用意しているところも多くあります。

プライベートな質問が出来る関係

このように、レストランで商談するには、さまざまな理由があるわけですが、私の経験則からすると、二つ目の理由が最も大きいかと思います。

プライベートな質問ができる関係を構築するのも、営業には必要なスキルとなります。

くれぐれも仕事一辺倒の会話は避けるのが賢い営業方法と言えるかも知れません。

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