インドネシアでとってもポピュラーなバナナの葉っぱに包まれたおやつ
インドネシア人は総じて食べることが大好きで、何か問題があっても「とりあえずごはんでも食べようよ」と言えば、その場をなごませることができるくらい食べ物に目がありません。
朝食と昼食の間もその手が休まることはなく、毎朝パサール(市場)またはワルン(インドネシアの食堂)で今日のおやつを手に入れるのが日課です。
おやつはコンビニで買えるクッキーやキャンディもありますが、一番人気なのは新鮮な手作りおやつです。
特にバリ島でよく見られるバナナの葉っぱに包まれたおやつは、女性たちが朝早くから仕込んだ伝統のお菓子で、素朴な甘みがほっこりおいしく何個でも食べれるほどのおいしさなんですよ。
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おにぎりみたい・・・でもごはんじゃありません
バナナの葉っぱに包まれたおやつは、インドネシアの伝統的なものからバリ島独特のもの、島々によっていろいろなものが存在し、その種類はインドネシア人でも把握しきれないほど多いといいます。
バリ島にはこのおやつが多数存在し、時には店員さんに中身を聞いても知らないということがあります。食べてみないと中身は分からないという、嬉しいのか悲しいのか分からないときもありますが…。
大きさはすべて手のひらサイズ、セロハンテープでくっついていることもなく、完全にバナナの葉っぱだけで包んであります。
開いてみるとこんな感じです。
これだけを見ると平たい餃子か春巻きのように見えますが、これはもち米をココナッツオイルで炊き、角切りのフルーツを混ぜたバリ島の伝統的なおやつです。
感触はふるふるの寒天がむにょっとした感じです。
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日本のおやつではあまり見かけないタイプのものですが、つるんとしていてとても食べやすいです。
そしてこれはバナナの葉っぱに包まれたおやつの中でも人気が高い鶏肉が入ったものです。
インドネシア人はおやつとして食べていますが、私にはどこをどう見てもミニサイズのおにぎりのようにしか見えません。
違うタイプでは鶏肉ともち米の物もあります。
いろいろ買っていろんな味を楽しもう!
これらのおやつはほとんどが1つ10円程度で購入できますので、いろんな種類を買って少しずつ楽しむのがローカル流です。
しかしこのおやつ、何が残念ってどれもこれも子供のおやつのように小さいので、1つでおなかいっぱいになるということはまずありません。
大人なら2口ほどで食べきってしまいますから、あれもこれもと手が伸びてしまい、結局コンビニでクッキーを買う値段と同じくらいになってるんですよねえ。
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