初心者WEBデザイナーがよく悩むcssのidとclassの違いは?
cssで設定される要素には、idで指定するものとclassで指定するものがあります。
HTMLの中では、 〈div id=”main_content”〉〈/div〉とか
〈span class=”date”〉2014.01.01〈/span〉
などと書かれるところです。cssを書こうとする初心者の多くが、idとclassの使い分けで悩むのではないでしょうか?
使い分けのルールを覚えよう
idを指定しようがclassを指定しようが、どっちを使っても表示上はハッキリとした差は見られません。それでも、いろいろなサイトを見て回ると、たしかにみんな使い分けている……
これは使わないとカッコ悪いのではないか、端くれとは言えweb制作に携わるものとしては、いかがなものだろうかと、見栄や格好の面だけで考えて、悩んでおりました。
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実際には、カッコがいいとかそんなものではなく、ちゃんとした使い分けが決まっています。そのルールとは次のようなものです。
“そのhtml内で、特定の箇所で1回だけ使われる部分がid、繰り返し複数回出てくる要素にはclassを使う”
idは1回だけ、2回以上使いたいものはclassで設定することになります。以下に例を載せてみます。
idの使い方
・ヘッダー、メインコンテンツ、フッター
・グローバルメニュー
・メインタイトル、メイン画像
などといった、ページに1つしかない箇所、パーツに使用します。
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htmlでは、〈div id=”main_contents”〉メインコンテンツ〈/div〉
cssでは、#main_contentsなどと”#”(シャープ)を付けて書きます。
classの使い方
・文節やリスト項目、小見出し
・写真や画像
など、ページ内に繰り返し出てくるパーツに使用します。
htmlでは、〈div class=”maintext”〉本文〈/div〉
cssでは、.maintextと”.”(ドット、ピリオド)を付けて書きます。
classは細やかな要素ひとつひとつに設定することが多いものです。そのためか装飾もより細かく指定できるようになっており、ひとつの要素に対して、複数のclassを設定できるようになっています。
その場合は、〈div class=”maintext red”〉本文で赤字〈/div〉といったように、””の中に半角スペースで区切りながら、複数のclassを書くこともできます。
そのページ内で特別な要素、差別化したい要素がidを、言い方は悪いけれど、その他多数というイメージのものがclassを使う。迷ったら、そう考えてみてはいかがでしょうか。
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