ケチャップよりサンバルソースが大好きなインドネシアの人たち
世界中で愛されている調味料といえば、ケチャップもその一つではないでしょうか。
本来ケチャップは野菜やきのこ類、魚などを原料にして作られていますが、一般的に「ケチャップ」といえばトマトケチャップのことを指す場合がほとんどです。
日本ではオムライス、ナポリタン、オーロラソースなど洋食に欠かせない調味料となっていますが、ダントツで人気なのはフライドポテトやハンバーガーと一緒に食べるスタイルでしょう。
フライドポテトを頼むと必ずと言っていいほどケチャップが添えられていますが、インドネシアではケチャップの人気はさほど高くなく、その代わりどこに行ってもサンバルソースが準備されているのです。
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辛さが選べるスタンダードな調味料
サンバルとはインドネシアやマレーシアで用いられているチリソースの一種で、甘辛いものから舌が痺れるほど辛いものまでさまざまあります。
スーパーに行くとケチャップは1~2種類ほどがポツンと置かれていますが、サンバルソースはズラリといろんな種類が陳列されています。
サンバルソースはケチャップに比べてオレンジ色が強く、とろりとした質感が特徴です。
PEDAS(辛い)、EKSTRA PEDAS(とっても辛い)、PEDAS MANIS(甘辛い)など辛さが選べ、値段も50~100円程度と手ごろです。
市販されているものはレストランで出てくるような辛いサンバルソースとは違って食べやすく、特にフライドポテトとの相性は抜群!
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私が初めてこの組み合わせを食べたときは、こんなに素晴らしい組み合わせがこの世にあったのかと感動して毎日のように食べていたものです。
ケチャップが恋しいのに!
しかし時間が経つと共に小さい頃から食べ慣れた味が恋しくなってくるもの。ケチャップに慣れている私はサンバルソースばかり食べていたら飽きがきてしまいます。
特にマクドナルドやKFCなどのファーストフード店でフライドポテトを頼むとケチャップが欲しくなりますが、インドネシアではレジカウンターでケチャップをお願いしなければもらうことができません。
インドネシアでよく見かけるケチャップのディスペンサーはもちろんサンバルソースです。
ケチャップが欲しくてもう一個のディスペンサーを押してもサンバルソースが出てきます…。
外国人に「なんだこれは!」と言わせてしまうこの両方サンバルソースのディスペンサー、インドネシア人は大好きで何度もおかわりするほど人気なんですよ。
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