処方箋には個人情報が詰まっていますので取り扱いには注意しましょう
病院で診察を受けて薬を処方してもらう際、これまでであれば院内の薬局で処方し
てもらっていたものが、院外処方が多くなったことで病院外の薬局へ足を運ぶということが多くなりました。
しかし、処方箋の取り扱いには要注意です。処方箋は個人情報の詰まった書類なのです。
処方箋で何が分かるのか
当然ながら本名が分かります。その他、生年月日や保険情報などが処方箋に記載されています。国保であるのか、社保であるのかと言ったことから、生活保護の有無などもです。
スポンサーリンク
他にも、処方箋には病状などが記載されていることがあり、病名やどのような治療しているかなどが知られることもあります。これだけの情報があれば、当然ながら個人を特定することができますし、どのような持病をもっているかなども分かってしまいます。
個人情報保護が声高に叫ばれている現代ですが、インターネットなどを少し見れば、わずかな情報から個人を特定する事例などはいくらでも探すことができます。
個人を特定されることの何が問題なのか
処方箋から個人情報が漏れることにより、場合によっては事件に巻き込まれることもあるでしょう。ストーカー被害に遭うといった可能性もあります。
生活保護を受けているという方は、偏見の目で見られるという可能性もあります。知られたくない情報が載せられている。それが処方箋と言えます。
薬局に渡すのは危険じゃないの?
調剤薬局などにいる薬剤師は、医師や看護師と同様に守秘義務があります。業務で得た情報を外部へ漏らすことは許されませんから、薬局へ処方箋を渡すことは危険ではありません。
もちろん、絶対に大丈夫と言えるわけではなく、中には悪意を持って守秘義務の違反をする者もいるかも知れません。
しかし、それはかなり例外的な話で、ほとんどの薬剤師は守秘義務を守って業務を遂行しています。
個人情報の取り扱いなどは、薬剤師が最も注意されていることであることもあり、非常に慎重に扱われています。
それよりも気をつけたいのは、薬局へ行く前に処方箋を紛失してしまうなどの場合です。悪意のある人に拾われたりしないように、しっかりと握り締めて薬局へまっすぐ向かいましょう。
スポンサーリンク