インド人には美形が多いというのは本当?~現地からりリポートします
「インド人は美形が多い」というのは有名です。
ただ、日本の町中で美形の人を見かけた時のように、日本人のアンテナが反応するかというと、ちょっと違う感じです。
もちろん、このあたりは人の好みにもよるでしょうが、美形だらけでも、どこが「ちょっと違う」のか説明していきます。
(冒頭の写真は、小学校を訪問した時の風景です。この女の子はずば抜けて美形だったので、冒頭に持ってきました)
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まず、どのくらい美形が多いのか
これは写真をお見せするのが一番いいと思うので、ひたすら並べていきます。
まず、同じく学校訪問時の少年の写真。
日本の感覚だとかなりの美形ですが、こっちだとよく見る顔なので、このレベルではもう全然反応しません。
あるゲストハウスのスタッフの男性。
バックがインドの環境問題を象徴するゴミ捨て場なのであれですが、これがもっと洗練されたバックだったら、普通にファッション誌に出ていそうなレベルです。
続いて、街角のお店の女の子と幼い弟。
見ての通り姉弟揃って美形です。
(画質がいまいちで伝わりにくいのが残念ですが…)
幼稚園くらいの小さな女の子。この子も美形です。
肌の色や髪型が、いかにも「インドの子供」という感じなので、顔立ちを見るより真っ先に「外国の情勢を伝える写真の一枚」みたいな感じを受けてしまいますが、顔立ちは間違いなく美形です。
大人のブカブカのサンダルを履いているのもかわいいです(笑)。
インドでは、顔立ちよりファッションが重要
インドと言ってもあまりに広大なのですが、いわゆる発展途上の地域の場合、顔立ちよりもファッションが重要という印象です。
家族まるごとホームレスの家庭もたくさんありますし、そういう場所でファッションにこだわれる人はごくわずかですから、それだけでも十分目立ちます。
もともとの顔立ちがよほど崩れていたら話は別ですが、インド人というだけである程度の美形ではありますし、お金に余裕がある人は健康状態がいいので、肌質、髪質、歯の状態などもよくなります。
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美形でも、健康状態が悪い人が多い
発展途上の地域の場合、やはり健康状態の悪い人が多いです。
男性で髪がガサガサなのは当たり前ですし、女性でも少なくとも日本人と比べると、髪質はよくないです。
特に男性の場合は「パーン」と呼ばれる噛みタバコを常用する人が多く、このせいで歯が死んでしまっている人は大勢います。
(プリーの場合、成人男性の2割くらいは、歯が壊滅状態です。プラス3割くらいも、しばらく話していると「あ、この歯やばそうだな」という歯が見つかるレベルです)
こういう状態なので、肌・髪・歯が健康で、ファッションもしっかりしているというだけで、かなり格好よく見えます。
とりわけ男性の場合は、経済力があるというだけで恋愛の対象になりますから、その補正効果でかなり加点されているでしょう。
北部は白人に近く、南部は黒人に近い
わかりやすくあえて「白人・黒人」と書きましたが、正確にいうと、北部はヨーロッパ系っぽい顔立ち、南部はアフリカやアジアっぽい顔立ちということです(ヨーロッパとかアフリカというのは、自分の個人的なイメージですが)。
たとえば上の写真ですが、この子どもたちは「アフリカ人」といっても多くの人が信じるでしょう。
というより、この写真だけ見せられたら、大半の人がアフリカと思うはずです。
インド人の中でもこうした「アフリカ系」の顔の人は多く、特に北部よりも南部に近づくほど多くなるようです。
(プリーは東部で、まだ筆者は東部しか見たことがありませんが、インドを回っている旅人さんたちの話によると、そうらしいです)
同じプリーの中でも、たとえばこの女の子は肌が白いです。
日本人でもこのくらいの肌の色の人はたくさんいるでしょう。
(顔が明らかに外国人なので、その印象で肌の色も違って見えるかも知れませんが)
アンチエイジングをしない分、歳をとりやすい?
これは仕方がないことですが、発展途上の地域では、女性がアンチエイジングをしている余裕がありません。
日本なら田舎でもコンビニで化粧水や乳液、コラーゲンドリンクなどを買えますが、プリーでそんなものが売っている場所は、ほぼゼロです。
(少なくとも、日本の田舎と比較しても、かなり少ないのは間違いありません)
上の写真はさっきの女の子と、お母さん、おばあさんを一緒に撮らせていただいたものです。
女の子は見ての通りの美形ですし、お母さん、おばあさんも目などを見ると、若い頃は相当な美形だっただろうな、と感じます。
日本だとこのお母さんと同じくらいの年齢でも、マイナス10才くらいで若く見える女性はたくさんいますが、インドはもっと「旬の期間」が短いように感じます。
30代~40代で人目を引けるレベルの女性は、日本では多くいますが、インド(プリー)だと大幅に減る、という印象です。
特に歳を重ねると、外見と経済力はどんどん比例していくのだと、プリーに来てあらためて感じました。
民族的な服装だと、恋愛の対象になりにくい
基本的に、民族衣装を着ていると、日本人の感覚だと恋愛の対象になりにくいと思います。
その点、プリーの女性は大部分がサリーを着ていて、いかにもインド的な髪の結い方をしています。なので、どれだけ美人であっても、多くの男性にとって、日本人の美人を見るような感じにはならないと思います。
この写真のおじいさんもいい例です。
この人はある寺院の長老で、顔は見ての通り美形です。
マフィアのようなスーツに身を包んでいたら、ゴッドファザー的な魅力で、かなりモテるでしょう。
しかし、こうして宗教的な格好をしていると、何となく崇高で民族的な香りがするため、そういう目では見れなくなってしまいます。(そういう目で見られないように、宗教の人々はこのような格好をするのでしょうが)
インド人の8割はヒンドゥー教徒で、サリーなどの民族衣装も、それと関わりのある文化です。宗教と関わりがある以上、恋愛の対象になりにくいのは当然で、むしろそのための衣装なので、自然なことかと思います。
以上、「インド人は美男美女が多い」という定説がどこまで本当なのか、実地で検証したレポートです。美男美女に囲まれて暮らしたいという大志を抱いている方は、参考にしていただけたらと思います。
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