バリコピと呼ばれるバリ島独自のコーヒー~口の中が粉だらけ!?
インドネシアは世界的なコーヒーや紅茶の名産地であり、日本のお茶のようによく飲まれます。
現地の人の自宅にお邪魔すれば決まって紅茶かコーヒーが出されますが、バリ島では「バリコピ」というコーヒーが有名で、どこの家庭にもお店にも置いてあるほどです。
コピとはインドネシア語でコーヒーのことで「バリコピ」とは「バリのコーヒー」という意味ですが、このバリコピは私たちが知っているコーヒーではなく、独特の味と飲み方を持つ不思議なコーヒーなのです。
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おいしく飲むコツがあります
バリコピは基本的にホットで出てきますが、お願いすればアイスも可能です。一見普通のコーヒーですが、よくよく見てみるとカップの内側がなんだか汚れているように見えます。
実はこのバリコピ、通常のフィルター式のコーヒーではなくコーヒー豆をパウダー状にしてインスタントコーヒーのようにカップに入れ、お湯を注いでその粉が沈殿してから飲むスタイルなんです。
このバリコピの粉は完全には溶けませんので、こうしてカップの内側に粉がついてしまうのです。
通常バリコピはミルクを入れず、ブラックにたっぷりの砂糖が入った状態で出てきます。
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しかし日本で飲むような普通のコーヒーに慣れた人であれば甘すぎますので、砂糖抜きにして自分で甘さを調節するのがお勧めします。ミルクも別でお願いすれば無料でもらうことができます。
沈殿したバリコピの粉に気をつけながら飲み干すと、最後には溶けなかった分が残ります。
観光客あるある「口の中が粉だらけになってむせる」
バリコピは独特の甘みと風味があっておいしいコーヒーですが、好き嫌いが分かれるコーヒーでもあります。
粉は基本的に沈殿しますが完全に溶けきれていませんので、時々粉が口の中に入ってきますし、口の周りに粉がついてしまうこともあります。
私が初めてバリコピを飲んだときはこれがどのようなものか知らず、普通のコーヒーを飲むように一気に口の中に入れてしまい、口の中が粉だらけになってむせるという観光客の洗礼を受けました。
口の中いっぱいに広がる粉の感触はなんとも言えず気持ちの悪いもので、トイレに行って口をゆすいでもその感触はしっかり残っていたほどです。
この経験が微妙なトラウマとなり、私は今でもバリコピを飲むときに少々身構えてしまいます。
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