タイピングマニアが教える超高速で文章を書くためのテクニック
私は実用タイピングのマニアです。
実用タイピングというのは「変換も含めたタイピング」のことです。
(つまり、文章を書く速度ですね)
ここでは、実用タイピングオタクの自分が、超高速で文章を書くために使っているテクニック「単語登録」について詳しく書きます。
単語登録を極めるとこうなる
まず単語登録について説明すると、「よく使う言葉を、簡単なキー入力で出るように設定する」というものです。
例えば「よろろ」→「よろしくお願いいたします」という具合です。
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私はこの単語登録を、今現在「7896個」していますが、これだけ登録すると1日10万字書けるようになります。
(クオリティの低い文章で、内容も何でもいいなら)
内容や参考URLが指定され、クオリティは問われない文章だと、1000文字を平均6分で書きます。
(文字単価でいうと、0.37円のお仕事です)
WEBライターのお仕事をしている方なら、この威力はそこそこのものだと感じていただけると思います。
このスピードを出すために、私がどんな単語登録をしているのか紹介します。
パターン別の単語登録のやり方
■母音を省略する
左側の単語を出す時、右の読みで出るように設定します。
・リーダー→りだ
・アップロード→あぷろど
・徹底的→てててき
・安心感→あしか
…という風です。
「っ」、「ん」、「ー」、「い」「う」などをとことん省くわけですね。
「訳がわからん」と思われるかも知れませんが、一度これに慣れると、もう普通の言葉ではじれったくて打っていられないくらい、便利です。
特に「リーダー」とか「サーバー」みたいに、4文字の中に2文字も「ー」という面倒くさいキーがあるものは、これでかなり楽になります。
■四字熟語は、それぞれの頭文字だけを打つ
たとえば下のように設定します。
・一石二鳥→いせにちょ
・臨機応変→りきおへ
これも「訳わからん」と思われるかも知れませんが、慣れると便利です。
慣れると「何でたった4文字のために、キーを8回も10回も打たんといかんねん」と思うようになります。
そして、面倒な四字熟語がスラスラ打てるようになるため、文章の中で四字熟語が登場することも増えます。
(登録したもののみですが)
■よく使う記号も文字で出す
これはすでにやっている方もいるでしょう。
私の場合は、下のような出し方をします。
・■→sk(『四角』の意味。「しかく」だと同音異義語が多いし「くろしかく」では長いので)
・…→jj(普通だと「・」を3連打するのですが、「・」は右手の薬指or小指のキーで、しかも移動させないといけません。そんなキーを3回も連打するのは面倒なので、右手人差し指を動かさずに2連打する「jj」にしています。
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挨拶文も当然、たくさん登録する
これは多くの方がすでにやっているでしょう。私は下のようなものもやっています。
・申し訳ございません→「もしござ」
・大変恐縮ですが→「たへきょう」
・遅くなってしまい→「おそしま」
他にも沢山ありますが、特によく使うのはこれらです。
社会人になったら、最初に覚えるべき単語でしょう。
長いカタカナ言葉は、最初の数文字だけを打つ
これもやっている方はいるかと思います。たとえば下のような感じです。
・モチベーション→「もちべ」
・リーズナブル→「りずな」
・コストパフォーマンス→「こすぱん」
コストパフォーマンスが「こすぱ」でなく「ん」が付いているのは、「コスパ」もよく使うからです。
「何かとかぶる場合、んを付ける」というルールは、全ジャンルで共通させています。
(しりとりの敗北のルールみたいですね)
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というように、私は大量の言葉を次々に登録していますが、気づいたら7896個になっていました。
(この記事を書く間にも、また増えていました)
これだけ単語登録をしていて、しかも特定ジャンルの記事を大量に書く仕事をしていると、変換によって実力以上の速度で記事を書くことができるのです。
語感が支離滅裂にならないのか?
これは、ならないと断言できます。
普通のキーボードの打鍵と本質的には何も変わらないからです。
例えば私達は「おはよう」と打つ時、「おはよう」とは打っていないのです。
「ohayou」と打っています。
その時、頭の中で「えっと…オー、エイチ、エー、ワイ…」なんて言っていないのですね。
脳の聴覚野に浮かんでいる音声は「おはよう」だけで、「ohayou」のキーを打つ動作は、「運動野」「視覚野」で処理されています。
つまり、私達は普通の打鍵をするだけでも「2種類の違う情報」を同時に処理しているのです。
でも、別に脳内の言葉が支離滅裂になったりしませんよね。
同じように、登録単語を連発して文章を書くようになっても、普通の打鍵からちょっと難易度が上がった程度で、「同時に複数の情報を処理している」という本質は、変わらないのです。
実用タイピングの究極は、一つのジャンルの専門ライターになること
このように実用タイピングを極めるカギは「単語登録」にあります。
タイピングや普通の変換も大事ですが、劇的に早めてくれるのは単語登録です。
そして、単語登録を極めるために一番いいのは「一つのジャンルの専門ライターになる」ということです。
例えば私は今脱毛の記事を特によく書いていますが「ミュゼプラチナム、エターナル・ラビリンス、ビー・エスコート」などのサロン名はもちろん、それぞれの店舗名も短縮で出ます。
・名古屋パルコ店…「なごぱるてん」
・札幌中央店…「さぽちゅおてん」
・香林坊109店…「こりいちてん」
という具合です。一つのジャンルに特化すればするほど、他のライターさんやアフィリエイターさんでは「面倒臭くて打ちたくない」という単語も一瞬で打てるようになり、記事を書くのがどんどん楽になっていくのです。
そして、一つのジャンルに特化したライターの書く情報というのは、当然社会にとって価値があります。
本来、専門家の書いた文章だけが上位表示されるのがWEBにとって正しい姿ですから、ライターが一つのジャンルに特化して文章を書くのは正しいことなのです。
ここで考えるべきことは「そのジャンルは、自分の人生の一部を賭ける価値があるか」を見極めることです。
私が出会い系サイトなどの紹介記事を書かないのは、そういう理由です。
単語登録を極めるというのは最終的に「自分の専攻ジャンルを決める」ということであり、それはイコール、自分の人生を決めるということなのです。
(極論すると)
超マニアックな実用タイピングの話をしましたが、こういうマニアックなことでも、本気で極めると、結局人生の根本的なところに行き着くのだと、自分は思っています。
↑この絵を表示するタグは「ぺんひよ」で出ます。「ペンネーム、ひよこ」の略です。ペンネームじゃなくて本名ですが(笑)。
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