東南アジアにおける食品の品質問題~腐りかけた野菜が売られている?
どんなに高い給料をもらっていても、日本とくらべるとどう考えてもかなわない問題があります。
それは食材の品質です。
日本は食品に対して世界でもトップクラスの品質管理を行っています。スーパーに並んでいる野菜はどれも同じ大きさ、重さ、色、新鮮さですね。
しかし、東南アジアではそれはかないません。
品質管理にコストをかけられないという事情
ローカルスーパーでは、腐りかけた野菜が平然と並んでいますし、農薬をたくさん使っていますので、体への影響も心配になります。
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現地の農家はどこも低収入で苦しい生活を強いられていますので、品質にこだわる余裕もプライドも持ち合わせていません。
これは、仕入れ仲介業者も同じです。
どこも利益を最優先させるので、品質基準を下回る野菜を賄賂を払うことによって流通させています。
市場で売られている肉類などは品質管理すらしていなく、個人が勝手に売りさばいていますので、しばしば感染症の問題もニュースで見受けられます。
さらに肉類では、あたかも新鮮な肉と思わせるために、基準値を超える着色料を塗って、赤みをだして売る業者もいます。
一般の人では見分けがつかないため、自分がいつも買い物している市場やスーパーが、ニュースで取り上げられたときはびっくりしてしまいます。
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魚類は運搬方法に問題があるため新鮮さが保てない
ここ数年で、日本や欧米など外資が経営する大型スーパーも増えてきましたが、品質管理がどこまでしっかりされているかは疑問の余地があります。
じゃあ毎食レストランで済ませればいいのでは?と考えますが、レストランでも同じことです。
結局レストランであっても農家や工場を自営しているわけではないので、仕入先は同じです。
また、東南アジアで取り上げられている問題の一つに運搬方法があります。
例えば日本の場合、魚類は新鮮さを保つため、水揚げされた魚は急速冷凍して各卸業者に運送します。この技術が東南アジアでは普及していないため、店に並ぶ頃には魚は新鮮さを失っているのです。
寄生虫を退治する薬が必須
東南アジアでは三ヶ月から半年に一回、虫下しと呼ばれる薬を飲むこととなります。お腹に溜まった寄生虫を退治する薬なので、免疫のない日本人は必ず飲まなければなりません。
日本の品質と同等の食品を東南アジアで入手するのは、非常に困難と言えるでしょう。
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