これマジ!?インドネシアのエア・チケット
近年ではLCCと呼ばれる格安航空会社が人気を集めており、東南アジアだけでなく日本にも多くの会社が参入してきています。
独自のコストカット方法で飛行機の運賃を驚異的に低価格化し、今までなかなか飛行機に乗る機会のなかった人も自由に空の旅を楽しむことができるようになってきました。
コストカット方法の一つにチケットの簡易化があり、従来の「エア・チケット」を低価格の紙媒体にすることでより気軽に航空券を買えるように工夫されています。
しかしインドネシアでは、LCC航空会社が参入するよりもずっと前から何とも笑ってしまう航空券のシステムを採用していたのです。
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ワードで作って印刷した普通の紙がチケット!?
私が初めてインドネシアの国内線に乗ったのは2009年のことでした。
友達に会うため、バリ島からジャワ島中央に位置するジョグ・ジャカルタへのチケットを友達に購入してもらい、いざ空港に発券をしに行ったときのことです。
空港の外に設置されたマンダラ航空という現地航空会社のカウンターに行き、予約番号を伝えて発券をしてもらうと…渡されたのは単なる紙。
プリンターから出てきた普通の紙に、フライトの時間と飛行機の番号が書いてあるのみです。
どう見てもたった今ワードか何かで打ってプリントしたとしか思えないこの紙、どうしても信用できなくて友達に電話をして確認すると、インドネシアではこれこそがエア・チケットだといいます。
壊れたシートベルトで体を結んでおく??
「大丈夫、ちゃんと乗れるから」という全く当てにならない航空会社のスタッフの言葉を信用し、いざ出発当日になったら本当にちゃんと乗ることができました。
しかしこのマンダラ航空もまたとんでもないもので、席に座ったらまずシートベルトが壊れています。
「シートベルトが壊れてるから違う席に移ってもいい?」と聞く私に、「じゃあそのシートベルトでからだを結んでおいて」ととんでもないことをいうキャビン・アテンダント。
更に飛行中にサービスされたお水のボトルは穴が開いてるらしく水滴がポタポタ落ちているじゃありませんか。
「変えてもらっていいですか?」と聞く私に「でもそれ飲めるでしょ」とまたまたびっくりな回答が返ってきたのです。
びっくりのエア・チケットから始まった空の旅は、着陸するまで驚きの連続、ドキドキ体験でした。。
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