インドネシア・スラウェシ島では4本足なら机以外どんな肉でも食べる?
私たちは牛や豚、鶏、馬の肉を食べますが、そのほかの動物の肉は滅多に口にすることがありません。地方によってイノシシやウサギ、羊、ワニなどの肉を食べるところもありますが、食べなれていないことから抵抗がある人も少なくないでしょう。
食文化は地域や国によって異なりますので、自分たちにとっては普通でも、ほかの人にしてみれば信じられないと感じることがあります。
たとえばフランス料理ではエスカルゴが好まれますが日本人はほとんど食べませんし、逆に日本人が好きな刺身などの調理していない生の魚は、外国人にすれば生の魚なんて!と驚いてしまうものなのです。
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こうした伝統的な料理や名産品は食文化の違いとしてある程度は理解できますが、インドネシア・スラウェシ島のマナドのマーケットに行けば、なんと4本足のありとあらゆる生き物が食用として並んでいます。
一番人気は犬の肉!?
インドネシアのジャワ島、バリ島の北東に位置するスラウェシ島の最北端に位置するマナドは一年を通して涼しい気温で、熱帯であるにも関わらず過ごしやすい気候の場所です。
人々も穏やかでのんびりした地域ですが、なんとここでは机以外の4本足のものであれば何でも食べるという不思議な食文化が残っています。
その中でも一番人気なのは、なんと「犬」!
といっても犬であれば何でも食べるわけではなく、きちんと食用の犬が飼育されており、「RW」という隠語でマーケットに解体された犬の肉が販売されています。
犬肉は甘みがありとても美味しいといい、食べると体温が上昇してからだを温める効果があるそうです。
犬肉を食べるようになったのは、熱帯であるにも関わらず山に囲まれて夜はとっても冷えるマナドの先人の知恵だといわれています。しかし日本をはじめとする先進国では犬はペットとして可愛がられていますから、抵抗がある人がとても多いといいます。
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猫、ねずみ、ハムスターなど、なんでも食べます!
犬だけでもびっくりですが、さらにビックリなのは猫、ねずみ、そしてハムスターまでも食用として売られていることです。
ねずみは清潔な生き物ではありませんが、食用として売られているのは無菌な環境で育てられたものだというから驚きです。それにハムスターまで食べてしまうなんて。
インドネシアは各島ごとに伝統料理がありますが、どこの島に行ってもあるのはナシゴレン(チャーハン)やナシチャンプルです。ベーシックな料理でも、その土地によってオリジナルの具材を入れたりして地元の味が作られます。
マナドに行けば、もちろん地元ならではのお肉が使用されているわけで…。
知らずに食べれば美味しいと感じるかもしれませんが、やはり中身を知ってしまうと抵抗感が強くなってしまいますよね。
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