インドネシアのお酒アラックの観光客が絶対に知らない飲み方
旅行に行ったら現地の食事も楽しみですが、その土地ならではのお酒も楽しみですよね。ドイツならビール、メキシコならテキーラ、フランスならワイン、そしてインドネシア・バリ島とくればアラックです。
アラックはココナッツと原料とした蒸留酒で、バリ島だけでなくインドネシア全土で最も愛されているお酒です。
各島々ごとに製法の違いにより多少味が異なり、インドネシア人が旅行をするときは地元のアラックを飲むのが楽しみの一つだという人もたくさんいます。
ビニール袋に入れて渡されます
バリ島内の観光客向けのレストランに行けば必ずといっていいほどアラックが置いてあり綺麗なカクテルとして出てきますが、本当のアラックは地元のおばちゃんから購入する超ローカルなものなのです。
アラックが販売されているのは地元のワルン(インドネシアの商店)です。このお店はクタ地区のマジャパヒット通りにあり、アラックでは珍しいロングアイランド(紅茶風味のカクテル)味が置いてあるお店です。
アラックの度数は30~40度ありますので、そのままの味はまさにただのアルコールで、とても飲めたものじゃありません。
ですのでほとんどのお客さんがロングアイランド味を注文したり、好みでコーラ割りやソーダ割りとしてオーダーし、お店のおばちゃんがミックスして販売してくれます。アラックの販売方法はボトルだったり、人数分だったり場所によって注文方法が異なります。
店先にはたっぷりのゴレンガン(揚げ物)が置いてあり、インドネシア人はこれをおつまみとして購入します。ラップもかけてありませんし、たくさんハエがいるのですが…。
今回購入したのは2人分、こうしてビニール袋に入れられた状態で渡されます。
これでたったの200円弱、安くて美味しいお酒としてローカルから絶大な人気を集めているのも納得です。
容器に移し替えて飲みます
さすがにビニール袋からは飲みづらいですから、容器に移し替えていただきます。まず用意するものは空のペットボトルです。
ビニール袋のはじを切って…。
そのままドボドボとペットボトルに投入します。はさみも道具も使わずに注ぐこの知恵はなかなかのものですよね。
そしてすべて注ぎ終わったらできあがりです。
通常アラックを購入すると、中にライムやレモンがそのまま入れてありますが、これはいれずにビニール袋と一緒に捨てます。
飲み方は人数分をグラスに注ぐのではなく、何人であっても一つのショットグラスで回し飲み、ゆっくり飲みたいなあと思っても許されないのがローカル流アラックなんですよ。