ベトナムでは洪水なんてあたりまえ~道路で子供が泳いでいます
日本では排水整備が整っているので、雨が降っても洪水になることは少なく、台風が来たときに一時的に道路が若干浸水する程度です。
しかし、東南アジアではそうはいきません。
特にベトナムは下水、排水、水道インフラが不十分で、水道管が破損して道路が水浸しになることもしばしばあります。
そんなベトナムでは激しいスコールのあとには決まって小さな洪水が発生します。
参考記事:東南アジアやインドのスコールは超強烈ですがすぐにやみます
道路で、小さな子供が楽しそうに泳いでいる
これは人里離れたローカルエリアだけではなく、ハノイやホーチミンといった中心市街地でもしばしば発生します。
1日複数回スコールが降る雨季の期間では、ホーチミンで言うとファングーラオ界隈、2区、7区、タンビン区のエリアでは決まって道路が浸水することとなります。
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水位が高いときには大人の膝上まで上昇することもあり、バイクで走ることもままなりません。
そのような浸水はベトナムでは日常化していますので、小さな子供が楽しそうに泳いでいる姿も時々見ることがあります。
旅行者や現地人は、ボートに乗って名所めぐりへ移動
ベトナムの中でも最も洪水被害が大きいのが、世界遺産にもなっている「ホイアン」です。
歴史保護地区に指定されているエリアが特に酷く、この時期に訪れるのであれば、旅行客も直接被害を被ることとなるでしょう。
しかし、中にはそれを目当てに訪れるつわものの旅行者もいるようです。
激しいスコールや台風のあと、近くの川の氾濫も相まって、ホイアンの歴史保護地区はエリア全体が浸水します。
旅行者や現地人は移動するために手漕ぎボートが利用され、ボートに乗って各名所へ移動することとなります。
その様子はポストカードにも収められていますし、商人魂を持つホイアンの人々は移動に船賃をとって商売に励んでいます。
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旅行は、雨季の時期を避けるのがベスト
このように、道路の浸水はベトナム人にとっては珍しくないことです。
しかし、日本人旅行者にとっては、観光巡りが阻まれることにもなりますし、予期せぬ事故にも繋がりがちです。
この事態を避けるためには、「雨季の時期を避けていく方法」が最も有効です。
やむ得なくこの時期にベトナムへ訪れるのであれば、浸水状況を確認しつつ、そのエリアには近づかないことが肝要です。
基本は1日で水は引きますが、浸水と同時に下水設備が壊れた場合は何日にも渡る可能性もありますので、注意してください。
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