バスや列車で20時間乗車もヘッチャラなベトナム人
ベトナム人の移動手段は主にバスと列車です。
旅行者の方にとってはタクシーもワンメーター50円程度と格安に映るでしょうが、庶民のベトナム人にとってはちょっと贅沢な移動となります。
始発から終点までわずか25円のローカルバス
ベトナムの市街地を走るローカルバスは国営企業が運営している強い味方です。
例えば観光名所にもなっているベンタイン市場前ロータリーから発車する18番のバスは、空港よりさらに北上したゴーバップ区の郊外まで行きます。
始発から終点まで乗車していても、運賃はわずか5000ドン。日本円に換算すれば25円程度です。
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バイクを持たない学生やお年寄りは皆さんバスを毎日利用していますので、彼らのリアルな生活風景を垣間見たい方は是非バスに乗ってみてください。
ただしサスペンションやエアコンが壊れていることがザラなので、乗客が多いとかなり息苦しくなります……。
ホーチミンからハノイまで、約2日
長距離移動で使われるのは主にバスと列車です。テト正月の帰省時期には、1カ月くらい前からチケットを予約しなければなりません。
この時期にバスや列車を使った旅行を考えている方は注意してください。
特に列車の場合は、自分の目的地に止まるかどうかをよく調べなければなりません。
繁忙期になると、ホーチミンからハノイ直通運行のみで、途中のダナンやニャチャンを素通りしてしまうことも多々あります。
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このように現地人と混じってローカルな旅もおすすめですが、唯一欠点なのが時間ですね。
例えばホーチミンからハノイまでは約2日間かかりますし、中部でも15時間程度かかります。
熱気と独特の匂いの中で体調を悪くする人も多いようで、並のバックパッカーでは厳しそうな感じです。
車内で料理を作ったり、物を売ったり
しかし、ベトナム人の彼らは皆そんなこと気にもせずに慣れた様子で時間を過ごしています。
車内で談笑したり、料理を作ったり、部屋を周って物を売ったりと、皆さんバスや列車の過ごし方に精通しているようです。
以前は日本企業協力のもと新幹線を通す計画もあったようですが、それほどの需要を見込めないと判断して中止になった経緯もあります。
ローカルバスや列車にごとごとと揺られるのも、東南アジアならではの時間なのですね。
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