ベトナムの仏像はとってもゴージャス
日本とベトナムはどちらも仏教国です。
仏教と言えば、大仏を含めた仏像を想像しますが、日本のそれと比べた場合、ベトナムの仏像は少し異なっている様子です。
日本でも鎌倉や京都に行けば仏像はたくさん見ることができますね。しかしどれも一貫して厳かなイメージがあります。
ひんやりとした空間に、静かに佇む仏像には物言わぬ威厳があり、眺めているだけで不思議と心が洗われます。
日本との仏像の大きな違いとは?
ベトナムの仏像は、日本と比較してどうでしょうか。
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ベトナムの大仏や仏像はどれも成り形は日本と同じですが、背後に多彩な電飾が施されて、パチンコのようにチカチカと光り輝いています。
厳かという表現よりかはゴージャスと言った雰囲気で、ベトナム人仏教徒に聞いたところ、「こっちの方が派手で豪華だから」というユニークな回答が返ってきました。
ユニークな仏教思想を持っている
これはおそらく東南アジアではベトナムだけの風習です。ベトナムは東南アジアには珍しい大乗仏教。
ちなみに日本も大乗仏教です。大乗仏教は上座部仏教のような厳しい戒律を嫌い、アジアでは日本や韓国、中国などで発展していった仏教です。
大乗仏教は簡単に言えば大らかで何でもあり。
異教と結婚することも問題ありませんし、寺院に参拝に行く必要もなく、また仏像に電飾を取り付けても文句は言われません。
そんなユニークな仏教思想を持つベトナムでは、赤子の釈迦が薄ら笑いを浮かべて天上天下の姿勢をしていたり、西遊記に登場する玄奘三蔵、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の像も寺院で見ることができます。
短パンやスカートで寺院に行ってはダメ
熱心な仏教徒が多い傍ら、妙に日本と親近感を感じずにはいられないベトナムの仏教。
観光旅行でも1つや2つ仏教寺院に足を運べば、その緩い風習に心は和むことかと思います。
ただし、比較的ローカルなエリアでは依然として厳しい掟を定めているところも少なくなく、院内に入るときは短パンやスカートなど足を露出する服装は禁止しているところもあります。
その際は各寺院のルールに従い、僧侶や仏教徒の方々の邪魔にならないように見学しましょう。
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