古民家リノベーションのコツ ~モダンリフォームで高額売却!~
古民家をリフォーム(リノベーション)して、高額で売却できる物件にした、という成功事例は多数あります。
古民家のリノベーションのコツで特に重要なものは、
・断熱をしっかりする
・採光を意識する(特に天井からも)
・畳を撤廃し、すべてフローリングにする
の3点です。
断熱をしっかりする
まず古民家の一番の欠点が「断熱性が低すぎる」というものです。
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冬に寒いのはもちろん、夏も暑いという地域の場合は、夏の冷房効率も悪くなり、「冬も夏も住みにくい」という家になってしまいます。
なので、断熱性を高めるリノベーションは必須と言えるでしょう。
■窓ガラスを複層にする
一番効果的な方法は「窓ガラスをすべて複層にする」というものです。
二重ガラスと呼ばれることもありますが、ガラスを二重にするだけで断熱効果は全然違います。
さらにそのガラスの間の空気層が大きければ大きいほど効果があり、空気層が1センチ以上のものになると、北国などでも十分な保温効果を発揮してくれます。
(もちろん、夏は冷房でその効果を発揮してくれます)
こうした複層の窓ガラスは、防音にも効果があります。
古民家の場合、隣の家と密着しているということはないでしょうが、地域によっては割りと近くに隣の家があるということも多く、防音効果の需要も、多少はなりともあるでしょう。
その他の断熱の工夫としては、冬の寒さ対策として床暖房を取り入れたり、一番外気が入りやすい玄関は、北海道の家のように「二重ドア」にするという手もあります。
採光を意識する(特に天井からも)
古民家の悪いイメージの一つに「中が暗い」というものがあります。
これは偏見ではなく、古民家は本当に暗いことが多いのです。その理由は、
・軒が深い(屋根が出っ張っている)
・家が大きく、外に接していない部分が大きい
というものです。
■軒が深い(屋根が出っ張っている)
現代の一般的なマイホームでは、屋根がお城のように長く突き出ているということはありません。
しかし、古民家の場合はまるでお城のように屋根が突き出ている、ということもしばしばあります。
この場合、屋根が光を遮ってしまうため、室内は暗くなります。
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■家が大きく、外に接していない部分が大きい
これはたとえば「お屋敷」を想像していただくと、わかりやすいです。
「お屋敷」には、たとえば「30畳」というような巨大な大広間があったりするわけですが、このように「畳の数」が増えれば増えるほど、「窓から遠い」スペースが増えるわけです。
大規模な古民家ではこういう「大広間」がいくつもあったりしますが、これらがいくつも集まると、ますます「窓から隔離された場所」が増えてしまうわけです。
こうした場所には当然光が差し込みません。
なので、古民家では採光が重要となるのです。
■窓を大きくし、天井からも採光する
具体的な方法としては「窓を大きくする」「天井からも採光する」ということが挙げられます。
「窓を大きくする」というのは、断熱効果とは相反する部分もありますが、断熱については複層ガラスなどでカバーできますから、採光のためにも窓ガラスはできるだけ大きくした方がいいでしょう。
そして、天井からの採光も重要です。
天井にガラス窓をつけるというシステムですが、これによって真っ暗だった古民家の中心部分に光が差すことに感動した人もいることでしょう。
畳を撤廃し、すべてフローリングにする
古民家に抵抗を持つ人の、その理由として「畳がジメジメとしてそう」というものがあります。
これは口にはしなくても、古民家などの写真を見た時、多くの人がとっさに無意識に想像することです。
(実際、長年放置されていた古民家の畳はジメジメしています)
これについては、思い切ってほとんど撤廃してしまうというのが一番です(一部、和室を残してもいいですが)。
畳を撤廃してフローリングにするだけで、古民家は一気に見違えます。
「おしゃれな古民家」の条件の半分近くは、このフローリングで決まると言っても過言ではないかも知れません。
そのくらい、印象がいっきに現代的になります。
もちろん、古民家に和の趣を求めているという買い手の方もいるでしょう。
しかし、それは和室を少し残しておけば済むことで、大抵の現代日本人であれば、床がフローリングでモダンなデザインの古民家の方を好みます。
なので、これは特におすすめしたいリノベーションの方法の一つです。
古民家は、地域や物件によっても値段が違いますが、数百万で買えるものが多いです。
これをうまくリフォーム(リノベーション)して、より高い価格で転売するというのも一つの不動産投資の知恵でしょう。
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