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心の病はそもそも薬で治療が可能なのか?

2013.12.27

心の病はそもそも薬で治療が可能なのか? はコメントを受け付けていません

現代病とも言われるほどに多くの方が患っているのが、心の病。

いわゆるうつ病などになりますが、このうつ病などの原因になっているのは強いストレスなど精神的なものとなっており、治療を行うには長い時間が必要とされています。

病院で診察を受けると薬を処方されることになりますが、うつ病が薬で治るのか?と疑問に感じている方も多いでしょう。

心の病に対する3つの基本治療

実際、心の病をどのように治療していくのかを少しご説明しますと、うつ病などの心の病の治療は、薬だけで行うものではありません。

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一般的に心の病の治療は3種に分けて行われます。

一つは精神療法と言って、担当医や臨床心理士などと会話をする事で精神分析や行動療法などを行ないます。

二つ目が薬物療法で、現在の精神医療には欠かせない飛躍的な発展をとげた療法です。抗うつ剤などを利用することで不安感などを取り除くなどの効果があります。

三つ目が作業療法で、楽しむと言うことに重点をおいて活動を行い、社会復帰へ向けてリハビリを行なう治療法になります。こちらは、治療の最終段階で行われるのが一般的です。

処方されるものは治療目的ではない

心の病で使われる薬ですが、うつ病などの精神的な病気を薬で治すと言うのは、脳の働きを正常化させるということでもあります。

うつ病患者の多くが感じているのは不安感ですが、その不安感を取り除くことで、穏やかに過ごす事が出来るようになります。

心の病で処方される薬は、病気の治療を目的としているのではなく、心の病で起こる不安感などの症状を抑えるための薬になります。

増大する不安感を抑える事はできても、不安に感じる原因そのものは取り除けないため、客観的に原因を分析して治療を行うために精神療法から始める必要があります。

心の病に向精神薬は不可欠

経験上、心の病には向精神薬など薬の存在は不可欠であると考えています。

治療している患者の多くは、薬の有無によって治療の進み具合が大きく変わって行きます。

根本的な治療にはならないかもしれませんが、状況を改善させる手段の一つである事に違いはありません。

心の病は精神的な部分が大きいですから、周囲からも理解を得られにくいものですが、早く治すのであれば、まずは専門医を受診することが大切です。

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