ベトナム株で有利な銘柄は? -日本買う方法と、メリット&デメリット
外国株の中でも今特に注目されているベトナム株。
ここではベトナム株の銘柄の選び方・買い方などを解説します。
銘柄の選び方
ベトナムに限らず新興国の株では「インフラ系」を選ぶのが一番です。
電力・石油・鉄道などの、生活になくてはならないタイプの会社です。
これらのジャンルの業界トップを選んでおけば、まずは間違いないでしょう。
スポンサーリンク
こういう業界のトップが安定しているのは当たり前で、先進国では大きな利益は期待できません。
しかし、新興国の場合は国全体が成長しているので、安定しているこのような株でも、それなりの利益が出るのです。
■ただし、長期保有&大量保有が必要
上のように書きましたが、このくらいのことは当然誰もが知っています。
こうした新興国のインフラ株というのは、一種の国債のようなものであり「利益が出ることがほぼ確定している」として、皆が投資したがる商品なのです。
そうした分野で大きな利益を出すには、「大量購入&長期保有」が必要なのは常識です。
つまり、少額や短期で取引をしても、あまり意味はないということです。(手数料でマイナスとなるケースもあります)
投資の世界で「安定して儲ける方法」はありますが、それに手を出すには「大量の資産と時間が必要」というのは鉄則です。
現時点で少額の資本しかないなら、リスクを取るしかありません。
ベトナム株でもそれは変わらないということを、まずは理解しましょう。
■では、大きく伸びる銘柄は何か?
これは当然「誰も注目していない銘柄」です。つまり「そんな銘柄の情報はどこにもない」ということです。
(「儲け話を人に教える人間はいない」という昔からの格言通りです)
ただ、その手がかりを探す方法はあります。それは「中国株で大化けした銘柄を参考にする」というものです。。
スポンサーリンク
■中国とベトナムの経済成長は似ている
新興国の成長の歴史というのは古今東西ある程度共通します。
その中でも、「時代」と「地域」が近ければ近いほど、共通点は増えるわけです。
ベトナムの場合、それは「中国」です。時代でもまだ20~30年程度の差しかありませんし、地域も似ています。
もちろん、現代の20年~30年というのは昔のそれよりはるかに大きな意味を持っていますが、それでも一番近いモデルなのは間違いありません。
つまり、ベトナム株を学ぶには、中国株の歴史を学ぶべきということです。
もちろん、株全体の歴史も大事ですし、ベトナムの歴史や現在を学ぶのもとても重要ですが、それと並んで中国株の歴史が参考になるということです。
ベトナム株の買い方
大きく分けると「日本で買う」か「ベトナムで買う」となります。
■日本での購入
今では多くの証券会社がベトナム株を扱っています。
会社ごとに扱っている銘柄は違いますが、何社か当たれば目当ての銘柄はかなりの確率で探せます。
ベトナム株は当然ベトナム・ドンで取引されますが、日本の証券会社であれば日本円で取引できます。
(ただし、一応両替をしているので、為替レートの影響は当然受けます)
日本で購入する場合の一番のデメリットは、「有償増資ができない」ということです。
これは簡単にいうと「おかわり」で、既存の株主が新しく株を買う時安く買える(数分の一の値段)というものです。
■有償増資のメリット
新しい株がたくさん「おかわり」されると、その会社(A社とします)に「買いが殺到している」という状態になります。
ということは、A社の株価は上がるということです。
つまり、すでにA社の株を持っている株主たちが、一斉にこうして「おかわり」をして、株価を釣り上げた後、それを売って利益を出せるわけですね。
既存株主にも利益があるし、A社も簡単に新しい資金を調達できるということで、このような方法が生まれたわけです。
中国株の場合はこれができるのですが、ベトナム株はまだできないので、それがデメリットです。
■ベトナムで購入する場合
一方のベトナムで購入する場合ですが、これはベトナムの証券会社で口座を開く必要があります。この場合、
・有償増資も使える
・手数料も安い
・銘柄も多い
ということで断然有利ですが、手間もかかり、日本語が通じないというデメリットがあります(通じる会社もありますが、日本人とは当然レベルが違います)。
また、ベトナムに住所などを持っていなければ、何かと面倒でもあります。
そのため、ベトナムに住んでいる、知人がいる、ベトナム語を話せるなどの利点がない方の場合は、日本の証券会社でスタートした方がいいでしょう。
スポンサーリンク