手術室看護師と医師が良好な関係でいることが望まれる理由
手術室の看護師は、患者さん以外にも、さまざまな医療スタッフとかかわりを持ちます。
たとえば、患者さんを手術室にお連れする病棟看護師や手術器機の点検をする臨床工学技師です。
しかしながら、何といっても手術室看護師とつながりが深いのは、医師でしょう。
手術が始まれば、手術が行われているフロアに何時間も手術室看護師と医師がいるわけです。特に器械出し看護師は、手術が長引いて10時間の手術ともなれば、執刀医のそばにその時間ずっといることになります。
また手術室看護師は、医師といる時間が長いということだけではなく、医師とコンタクトをとる回数も多いです。つまり、手術前も、手術中も、あるいは手術後も報告したり、相談したりするわけですね。
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手術室の忘年会はドクターの方が多い
私が勤めていた手術室は、総合病院だったため、脳神経外科もあれば心臓血管外科もありました。また整形外科や産婦人科もあります。
そのような環境の中では、さまざまな領域の医師とコンタクトを取ることになります。その結果、仕事以外でも食事に行ったりとプライベートでも仲良くなったりすることもありました。
それから、手術室ならではの忘年会というものもあります。手術室は病棟のように診療科が限定されているわけではありませんから、多くの領域の医師が手術室の忘年会に参加します。
病棟では、圧倒的に医師より看護師の方が多いかもしれませんが、手術室の忘年会は看護師よりも医師の方が多いかもしれませんね。
医師の特徴をつかんでこそこの仕事
このように、手術室の看護師と医師は親しい仲にあります。普段から気が合えば、手術でもあうんの呼吸でうまくいくことでしょう。むしろ、手術で息があってるからこそ、逆に親しく思えるのではないでしょうか。
しかしながら、それぞれの医師にはカラーがあります。医療サイドで治療を進める中心は医師にありますから、その医師の特徴をしっかりつかまなければ、手術室看護師の任務は努められない時があります。
手術室看護師は、患者さんへの看護を提供する一方で、それを実現させるために医師との連携を密にしなければならないのです。
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