家出人や失踪人を探すために自分できる事と探偵に依頼べきこと
失踪や家出をした当人を探そうとする場合に家族であるがゆえに事を荒立てたくないと考えることもあり、そうなると警察へは通報せずまずは自分で出来る範囲のことをしようとします。
このような非常事態では慌ててしまうもので、とにかく心当たりに片っ端から連絡を入れるということを行いがちなのです。
しかしいたずらに騒ぎを大きくしてしまう可能性も高く、まずは冷静に落ち着いて情報収集を行うというのが確実探すための第一歩となります。
まずは部屋に残されたメモ・写真やパソコン上から情報を集める
まずは失踪した当人の自宅や部屋に訪れて書置きを残していないかを確認すると共に、友人関係が分かるメモや写真やパソコン上のファイルがないかを入念に探します。
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事前に交友関係が分かっていればその中から最も近い人物から順番に連絡を入れていくことになるのですが、交友関係がわからない場合は残された手がかりからあたるしかありません。
携帯電話の明細書があれば誰に頻繁に連絡を入れていたかが分かります。また携帯電話のWebサイトでユーザー登録がされている場合には携帯会社にもよりますがネット上から通話記録を洗うという事も可能になります。
参考記事:日本国内で非常に多い失踪
家出先は友人宅か宿泊施設か
部屋に残されている手がかりは他にも様々あり、例えば失踪した当人が書き記した日記やブログなどがあればなぜ家出したのか原因を探ることができます。
原因を踏まえて解決に導くための提案も用意しておけば、あちこち連絡を入れる中で本人をかくまおうとする友人を説得する材料にもなりますので、このあたりも探す方法としては重要であるといえます。
また家出をする際に友人などに頼らず宿泊施設を利用しているという事も考えられます。
この場合は事前にどこに向かうか調べている可能性が高いため、旅雑誌や旅の関連サイトを閲覧している可能性が高く、部屋に残された雑誌などをみたりパソコンの閲覧記録を改めることで行き先がわかるというケースもあります。
中にはホテルなどの宿泊をパソコンから手配していたというケースもありますので、そうなればほぼピンポイントで現在の所在をつかめることになります。
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警察は事件性がないと動かない、そんな時に頼りになるのは?
しかしそれでも見つからない場合は、早めに次の対応を考えましょう。
失踪や家出という問題は時間が経過するごとに更なる大きな問題が生じることもよくありますので、ご自身で調べて居場所がわからない場合にはすぐ次の手段に打って出る必要があるといえます。
この次の手段としては警察への通報も考えられるのですが、家出などのように事件性の無い失踪の場合は積極的に捜査をしてくれるわけでもありませんので、有効な手段とはなりえない場合もあります。
そうしたときには探偵社に行方調査を依頼するという手段が非常に有効で、行方不明者の足取りを的確に追ってくれることが期待されます。
探偵社に依頼をする場合には事前に対象となる人物の情報を集め整理することになりますので、氏名・性別・生年月日・住所・携帯固定電話番号・車の車種ナンバー・勤務先・在学中の学校など基本となる情報をまとめておきましょう。
続いてどのようなトラブルや問題があったのか、また対象となる人物を取り巻く交友関係についても、家族・親族・友人・恋人・同僚・同級生・浮気相手などと幅広く情報をまとめておきます。
ATMやモバイルSuicaなどで立ち寄った場所を特定する
探偵社の調査は聞き込みを行ったり立ち寄る可能性がある場所に確認に出向くなどをすることになります。
対象者の携帯電話や銀行口座などが確認できるような状況であれば誰に電話をかけているか、またはどこのATMからお金を引き出しているかがわかりますので、有効な情報として活用することができます。
対象者のクレジットカードを確認できる場合もいつどこで使用したかが分かります。
また対象者がSuicaなどの電子乗車券を普段から利用している場合、おサイフケータイ対応の携帯電話で利用できるモバイルSuicaを使っていた場合に限りネットから使用履歴を調べることができます。
その他様々な手法を用いて情報を収集して捜索範囲を徐々に狭めて対象者を補足する調査を行うことになります。
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