バリ島では牛の横断で道路が渋滞するなんて日常茶飯事です。
一般的に先進国の整備された道路で野生の動物を見ることはありませんが、田舎に行けば行くほど牛や馬、鹿など野生の動物を見かけることができます。
郊外にドライブに出かけたときなどに動物が道路脇の茂みにいるのを見かけたことがある人は多いと思いますが、普段野生の動物を目にすることのない私たちとって、こんな瞬間は特別に感じてしまいますよね。
バリ島はビーチリゾートとして知られていますが、実はまだまだ自然のたくさん残るのどかな場所。
もっとはっきり言ってしまえば田舎ですので、中心部からバイクや車で20~30分も走ればすぐにたくさんの野生の動物を見ることができます。
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横断待ち!?道路は大混乱
バリ島には多くの牛がいますが、のんびりとした農場や牧場にいるわけではなく、そのほとんどは道端や空き地、川沿いなどにいてのんびりと過ごしています。
これらの牛は野生ではなく持ち主がいますが、引き連れたり移動するのではなく、文字通り放し飼いにして牛は思い思いに自由に過ごすことができるのです。
但し牛の中には群れから離れたりいきなり道路に入ってくる牛もいますので、道が渋滞してるなと思うとなんとびっくり、牛が道路の真ん中に出てきて大混乱を起こすことも珍しくありません。
しかし相手は牛ですので怒ることもできず、みんな牛が道路を渡りきるまでじっとおとなしく待つしかないのです。
飛行機大破!滑走路に入り込んできた!
そんな中でも特にすごいのは2011年にバリ島の東・フローレス島で起こった飛行機が牛の集団に衝突してしまった事故です。
なんとも信じられない話ですが、着陸しようとした飛行機が滑走路にいた牛の集団に激突し、なんと飛行機が飛行不可能になるほど大破してしまったのです。
更に不思議なのは「飛行機が壊れた」というニュースばかりで、牛に関する情報が現在でも何も世間に伝えられていないということ。
どうやって牛が飛行場に入ったのか、なぜ牛が滑走路にいたのか、そして飛行機が壊れるほどすごい衝撃を負った牛はどうなってしまったのか、これらの情報は未だ謎に包まれています。
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