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意外に高度な技術が必要となる看護師による採血と現場でのコツ

2014.01.20

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健康診断等であなたも一度くらいは採血された経験があるのではないでしょうか。

看護師には、さまざまな看護技術があり、看護学生でも行えるような、清拭や足浴、陰部洗浄などの清潔ケアであったり、あるいは看護師の資格を持たなければ行ってはならない注射などの看護技術があります。

今回は、数ある看護技術の中でも採血についてどのように行われるのかをご紹介していきたいと思います。

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簡単そうに見えて実は難しい技術

採血とは、簡単にいうと針を血管に刺して、注射器で血を取るといったことです。

看護師たちは、簡単そうに採血を行っているように思えますが、実はかなり難しい手技です。なぜなら、まず血管を探さなくてはいけませんし、同時に神経を避けなければならないのです。

また、駆血帯というもので血流を止めて、血管に血液をためるといったことも採血の手技の1つなのです。

特に難しい高齢者の採血

私がいつも採血をするときに心がけていることは、まず清潔に採血を行うために作業環境を整えます。効率的に採血が行えるように物品の準備は欠かせません。

何ごともそうですが、結果は準備がものを言いますので、作業環境や物品の準備はとても重要なのです。

そして、いざ患者さんに採血を行うわけですが、通常の方は、簡単に正中から採血を行うことができます。正中とは、肘を曲げた側の皮膚に出ている血管です。

しかしながら、ご高齢の方の場合は、皮膚がたるんでいたり、血管が蛇行しているため、血液を採取することが難しく時間がかかる時があります。

新米看護師にとっては大きな壁です。そのようなときは、刺入する部分の手前の皮膚を少し引っ張るようにしています。そうすると針が入りやすいのです。

安全で痛みがない採血を目指し日々努力

また脂肪組織が多く、なかなか血管が探せないような方の場合は、手背で採血を行うことがあります。

刺入する時は、親指と人差し指と中指で注射器をもち、残り2本の指は患者さんの皮膚に固定します。そうすると針先が揺れずに、しっかりと刺入することができるのです。

よく行われる採血も看護師によって工夫点もさまざまです。何よりも患者さんに痛みがなく安全に行えるように日々努力しています。

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