イタリアの100円ショップへ行ってみました~日本との違いは?
使いやすいうえにデザイン性も高い優秀商品がそろう、100円均一ショップ。
実はイタリアにも100均があるのは知ってましたか?
この国の通貨はユーロなので、「100円」ではもちろんなく、「1ユーロ」や「99セント」均一ショップとなります。この種類の激安ショップが、イタリアで今大人気です。
この国の人たちはそれなりにおしゃれですし、体裁も気にします。かっこつけのイタリアンが100均で一体なにを買っているのか・・・・お店を訪問して、今なにを売っているのかよく見てきました。
私が住んでいるのは、「Tutto 99 Cent(すべて99セント)」という名前のチェーン店が、激安市場をほぼ独占しているフィレンツェという町です。
スポンサーリンク
数えただけでも、市の中心部に7件の99セント・ショップが
フィレンツェには、大きなスーパーは郊外にしかありません。スーパーよりも近くで、しかも同じ品物を安く買えるとしたらたしかに便利です。これで品揃えがよければ、イタリア人だって喜んで使うでしょう。
99セント・ショップで以前私が買った電池は、ごく普通に使えました。イタリアの激安ショップは、もしや日本の100均と同じようなハイレベルなものかもという期待もふくらみます。
家から一番近いお店へ行って中をのぞいてみます。ここは、お客さんもほとんどイタリア人です。
一見すると、日本の100均とあまり変わらないような印象
キッチン用品の売場に広いスペースがあてられています。色がカラフルなのはイタリアらしいですが、商品にかなりのチープ感があるのもたしかです。100円と考えれば、使ってもいいかなというレベルでしょうか。
おしゃれとはいえませんが、食器から調理器具、テーブルクロスまで並んでいました。とっさにテーブル周りの品を買い足したいとき、使えるものがいろいろあるとは思います。
スプーンやフォーク類はかなり充実していました。丈夫そうなハンガーもありました。子ども部屋に合いそうな色です。
お菓子や軽食のコーナーには、見たこともないメーカーのものに混じって、「ブイトーニ」の商品もありました。これなら朝食にも使えます。
調味料売り場には香辛料とハーブがずらりと並びます。こういうお店で食料品を買うときは、賞味期限が心配ですが、香辛料なら期限をあまり気にしなくていいので、ここで買い揃えてもいいかもという気になりました。
フレグランス・グッズのコーナーは、とても充実しています。香りのキャンドル、香りの線香、香りの石鹸、ルームフレグランスなどが並びます。イタリア人は香水をよく使いますが、部屋を香らせるのも好きなようですね。
文房具コーナーには、一通りの必需品が置かれています。この国の文具店は、商品の値段設定がかなり高めなので、こういうお店で買えるとうれしいです。
ハロー・キティを見つけました!「KISS」のメイクをしたキティの鉛筆削り器です。デザインもかわいいと思います。かなりよく売れていました。
一通り眺めただけでも、かなり役に立ちそうなお店なのがわかります。たしかにチープなものもありますが、消耗品ならここで買ってもいいと思えてきました。
でも品物が一般的すぎるというか、ここだけ見ていると日本でも見かけそうな品ばかりです。いかにもイタリアだなという、個性的なものはないのでしょうか?
店内を奥へ移動すると、探していたものがありました。
スポンサーリンク
日本人は使わないけれど、この国の人には欠かせないものを発見
特設会場のように、1コーナーをそっくり使って売られているものがありました。パーティグッズです。仮面がたくさん置いてあります。顔の上半分を隠すタイプが人気のようです。
ジェイソンやバットマンを意識したマスクもありました。もとはハロウィン用なのかもしれません。冬のカーニヴァルに向けて売り出しているのだと思います。
でもイタリア人なら、普段のパーティでもこういう品を使いそうです。キッチン用品の中にも、この国の人の必需品を見つけました。ピザ用カッターです。
かなりしっかりした作りでした。高級感はありませんが使いやすそうです。愛用のカッターが壊れたときなどに、一時的に使ったりするのかもしれません。
ジェラート専用ディッシャーです。カーブもしっかりしています。
キッチン用品専門店にある、本格的なディッシャーは高いです。たまにしか使わないのなら、99セントショップのディッシャーでも十分役にたちます。イタリア人は、夏のキャンプにこういうものをもっていったりするのかも知れません。
チーズを薄く削るスライサーまでありました。薄く切ったチーズを、パンに乗せるときに使うものです。プラスチック製ですが、ハードチーズを削り取れるように、かなりしっかりと作ってありました。
万国共通でみんなが使いそうなものから、イタリア人なら絶対に必要だよねという商品まで、ここにはありました。99セント・ショップの経営者は、自分たちの暮らし方をよく知っている人なのだろうと思います。
スポンサーリンク