アパートのメンテナンスは、入居者のバイトで! – 高額売却のノウハウ
アパートやマンションを経営している方も、永遠にそれを経営するわけではありません。いつかは売却をすることになります。
その時高額で売却をするためには、日頃から物件の手入れ(メンテナンス)をしっかりしている必要があります。とはいっても、メンテナンスには当然手間も費用もかかります。
その負担を小さくするには、どうすればいいでしょうか?
学生マンションの場合、入居者をバイトで雇う
特に学生用のアパートやマンションの場合、学生は割りと時間があることが多いですし、時給800円程度の賃金でも喜んで作業してくれますから、入居者の学生をバイトとして雇う、というのが有効です。
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これは机上の空論ではなく、実際に投資家の方が成功している方法です。『借金ナシではじめる激安アパート経営』など複数の本を出版している投資家・加藤ひろゆきさんの事例ですが、加藤さんはこの方法で成功しています。
特に加藤さんの場合は「女子限定アパート」を経営しています。
女の子は基本的に男性よりもきれい好きですし、「おしゃれなアパート(マンション)に住んでいる」と友達に思われたい気持ちが強いです。(これは男性でもありますが、女子の場合は特に強いと言えます)
となると、自分がアパートやマンションの手入れをしてその建物がきれいになって、しかもバイト代までもらえるというのであれば、これは非常においしいのです。
自分のアパートということで、出勤の時間もゼロですし、時間の自由も比較的ききます。
加えて加藤さんの場合は時給もやや高めにしているそうです。(その仕事内容にもよりますが、普通なら時給800円になるところを1000円や1200円など)
実際には数時間かかるような作業はほとんどなく、大抵は1時間程度で終わりますし、それも月に何回もあるわけではありません。
となると、1回あたりの出費はほとんどないようなものですが、それを定期的にやっているだけでも物件の持ちはだいぶ変わってきます。
加えて、入居者の学生にとっては「おいしいバイトをできた」という喜びもありますし、「大家さんの役に立った」という喜び、「自分のアパートを綺麗にできた」という喜びと、たくさんのメリットがあるので、入居者の満足度を高めたり、関係を良好にしたりする上でも役立つ方法なのです。
学生以外の入居者にも適用可能
このノウハウは、もちろん学生以外・女性以外の入居者にも適用可能です。
誰だって自分の住んでいる物件が汚いよりは綺麗な方がいいですし、普通よりもややいい時給で働けるのであれば、よほど忙しい人でなければ、募集をしたら応募してくれることが多いでしょう。
頼む方法はいろいろあります。
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入居者全員に向けた情報を掲示する掲示板に「お手伝いしてくださる方募集!」というような張り紙をしておいたり、個人的に仲の良い入居者、信頼できる入居者がいたら、その人と会った時にでも、話を持ちかけてみるのもいいでしょう。
家賃の支払いが手渡し方式の大家さんであれば、入居者と顔を合わせる機会も多いわけですから、その時に話すというのもいいでしょう。
どんなアパート・マンションでも、仕事をしていなくて暇な人(主婦は暇ではないですが、時間のある主婦を含む)が必ずいます。
その中で、日頃付き合っていてある程度気心の知れている方、信頼できる方は一人くらいはいるでしょう。
そういう方に頼めば、上に書いたように「関係を良好にできる」「本人も喜んでくれる」というメリットがあるので、ぜひこれは実践すべきと思います。
「女子限定」の場合は距離の取り方が重要
前述の加藤さんは、女子限定のアパートでこのようなことをする場合「女子との距離の取り方が重要である」ということを語っています。
というのは、あまり馴れ馴れしくしたりすると、何かの下心を持ってこのようなことをしている、と勘違いされてしまうからだそうです。
なので、加藤さんはこうした仕事で入居者の女性と1対1で話す時は、必ずサムライのように正座をして、背筋をピンと伸ばし、何か聞かれても「はい!」などとハキハキした返事をしているそうです。
加藤さんはもともとアメリカでマドンナとも関わっていたという俳優さんであり、そうした演技が特に自然にできるのでしょうが、大家さんにはそのようなコミュニケーション力が非常に重要なのです。
これは女子限定であってもなくても、メンテナンスを入居者に依頼しようとしまいと、必ず要求されることですので、大家さんになりたいという方は、ぜひ意識しておきましょう。
また、冒頭に書いた通り、物件はいつかは必ず売却するものですから、そうした「出口」も考えて計画を練ったりメンテナンスをしたりすることが重要です。
(そのメンテナンスの方法の一つとして、参考にしてください)
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