綺麗な物件写真で高額売却! – マンション・一戸建ての撮影のコツは?
マンションや一戸建てなどの物件を売却する時、「きれいな写真」が重要であることは言うまでもありません。
ここでは、そんな高額売却につながる「きれいな写真」の撮り方のコツについて書きます。
撮影の立ち位置を工夫する
まず、素人ができていないのがこれです。たとえば「できるだけ部屋を広く見せたい」という時、どこに立てばいいでしょうか?
正解は「部屋の角」です。これでもかというくらい、背中と頭を部屋の角に密着させて撮影します。
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「角には家具があるから…」という場合は、当然その家具をどかします。
(こんなことは撮影の基本中の基本です)
しかも、立ったまま撮影はしません。できるだけ低い姿勢で撮影します。こうすることで「部屋の高さ」もアピールできるからです。
部屋の天井の高さというのは、思いの外、人に快適さをもたらします。これは少しでもインテリアや住環境について勉強している、あるいは日頃から意識している人であれば、実感されていることでしょう。
なので、部屋の写真を撮影する時には「広く・高く」見えるようにすることが重要なのです。たったこれだけで部屋の広さのイメージがまったく変わるので、ぜひ試してみてください。
自然光が入っている時に撮影する
「自然光が入っている時に撮影する」というのはとても重要です。
それだけで部屋がナチュラルな光につつまれて、ほんわかとリッチな写真が撮れるからです。
どんな部屋でも、光が差し込む時間が少しはあるはずです。朝日や昼の日光でなくても、夕方の西日でもいいのです。
とにかく自然光が差し込んでいる時間に撮影します。(撮影の時に曇ってしまったら、後日撮影し直しましょう。そのくらいの根気が重要です)
家具なしと家具付きの両方が理想
部屋の写真は、家具なしと家具付きの両方がある、ということが理想です。
マンションの場合「家具なし」だけ、一戸建て(今も人が住んでいる)では「家具つきだけ」ということがほとんどでしょう。
しかし、どちらの場合もできれば「両方」の写真があるのが理想的です。
それぞれの写真のメリットは、
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・家具なし
→その物件の素のままの状態がわかる。
・家具つき
→そこで生活する自分(お客さんのこと)をイメージできる
ということです。どちらもすぐに納得していただけるでしょう。
不動産屋から「サイトに掲載できる写真は○○枚まで」と言われている場合、基本的に「家具付き」の方を削ることになるでしょう。
(今住んでいる一戸建ての場合、そもそも「家具なし」がないですが)
しかし、別に「すべての部屋」で両方を用意しなくてもいいんですね。
個別の部屋の状態を知ってもらうために「家具なし」はすべての部屋で用意して、「家具つき」は、リビングなど「物件全体の顔」となる部屋のみ撮影する、という方法もありなのです。(これだったら、枚数制限があったとしても問題ないでしょう)
■家具はどこで用意するのか?
これはレンタルでいいでしょう。今家具がある場合はそれを最大限格好良く見せるように撮影します。
(あまりセンスのいい家具でないな、と自分でも思った場合は、とりあえずその家具をどこかにどけておいて、一日だけセンスのいい家具をレンタルしてくるというのもおすすめです。それで物件が高く売れてコストを上回るのであれば、ぜひやるべきでしょう)
特に一つのマンションで何部屋も売却するというオーナーさんであれば、一つの部屋だけそうして工夫して撮影すれば、それだけで全部屋が売れやすくなるわけですから、これは挑戦する価値があるでしょう。
■今住んでいる一戸建ての場合は?
今住んでいる一戸建てで「家具なし」の状態を撮影するのは、なかなか難しいことです。しかし、これも当然「全部の部屋」を家具なしにする必要はないわけです。一つ一つ順番にやってけばいいんですね。
しかも、一つの部屋を撮影する時も、「その部屋の家具を完全に出す」という必要はありません。極端な話「カメラに写る部分」だけでいいのです。
「ここがベストの撮影ポジションだな」と思った場所でカメラを構えた時、そのカメラの視界に入った邪魔な家具だけを、とりあえず視界の外までずらせばいいのです。
つまり、写真では空っぽのきれいな部屋なのに、実際には撮影者のうしろに、まるで倉庫のように家具が寄せ集められている、という状態です。そんな状態でもきれいな写真が撮れればそれでいいのです。
写真がきれいだと「写真詐欺」になる?
このようにしてきれいな写真を撮影すると「写真詐欺になるのではないか?」と心配する方もいるかも知れません。しかし、そんな心配は無用です。
たとえば新築のマンションなどは必ず、こうやって最大限きれいに見えるような写真を撮って、それをチラシにも掲載しています。
芸能人の写真でも、ものすごいレベルで補正がかかっています。売り出すためにきれいな写真を撮影する、というのは、「挨拶する時は笑顔で」というのと同じくらいの常識なのです。
こうした工夫をするだけで、物件の高額売却が実現する確率は、かなり高まるでしょう。
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