海外留学で知ったTOEICが世界的にマイナーな試験である事実
英語能力を証明する指数として日本のビジネス界で抜群の人気を誇るTOEIC。
正式名称はThe Test of English for International Communication、ビジネス単語や日常のやり取りが組み込まれていますので、日本では一定の数値が入社試験に必要だったり入社してからTOEICを受けさせる企業もありますよね。
日本で大人気のTOEICですが...
一昔前までは英語と言えば英検でしたが、現在ではTOEICの点数のほうが重要視される企業や大学も増えてきています。
しかしこのTOEIC、世界的に見れば全く知名度がないどころかなんとネイティブスピーカーにまで「何それ?」と言われてしまうほどマイナーなテストなのです。
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TOEICコースの勉強は毎日模擬試験
私はカナダの語学学校に通っていた頃は通訳・翻訳コースを専攻していましたが、多くの日本人の友達はTOEICコースを専攻していました。映画や本などを教材として勉強する私とは異なり、TOEICコースの授業はなんと毎日がTOEICの模擬試験。
あの独特の緊張感のムードの中、毎日が時間との勝負で精神的にも参ってしまう人たちもたくさん見てきました。
そしてある日、TOEICコースに通う友達と私、そして学校以外で知り合ったカナダ人と一緒にご飯を食べに行ったときに自分たちの勉強していることを話したことがあります。
するとカナダ人の彼女は「ていうかTOEICって何だっけ?」と信じられない言葉を口にしたのです。
いったい何のための試験?
実は世界的に有名なのはTOEICよりもTOEFL、TOEFLは外国の大学や大学院に入学するために英語力を測るテストとして世界的に用いられているものです。
TOEICはTOEFLが難しすぎるために作られた簡易テストであり、TOEICの学習に熱心なのは日本・韓国・台湾くらいのものだと言われています。
ネイティブでさえ知らないこのTOEIC、非英語圏の人はまず知りませんし、「TOEICは英語の能力を測るテストだけど高得点を持っていても話せない人がたくさんいる」というと、みんな「何のための英語のテストなの!?」と目を丸くして驚かれてしまうのです。
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