家賃・引越費用が一番安くなるタイミングは? – 5~6月がベスト
引っ越しのタイミングを自由に選べる人は少ないかも知れません。しかし、もし選べるなら「家賃を安くできるタイミング」があります。
家賃だけでなく引っ越し費用も安くなるので、もし可能なら、こうしたタイミングを上手く活用しましょう。
5月~6月は、家賃も転居移動時の費用も安い
ご存知の通り、ほとんどの人は「1月~3月」に次の部屋を契約したり、引っ越しをしたりします。
(1月は少し早いと感じるかも知れませんが、退去者は「1ヶ月前までに大家に伝える」というルールがあるため、1月にはもう物件が動いているのです)
4月には少し落ち着き始めますが、それでもまだ完全に治まってはいません。動きが完全に止まるのは、やはり5月です。
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5月以降に新しく部屋を契約する人はほとんどいないので、大家さんも「できるだけ部屋を埋めたい」と思い、値引きの交渉にも応じてくれるようになります。
(値引きといっても、家賃ではなく礼金などの初期費用です)
■7月以降はどうなる?
「7月や8月もそんなに動かないのでは?」と言われるかも知れません。確かにそうですが、会社によっては「夏の人事異動」があります。
私の知り合いの会社も、3月と7月に転勤辞令が出ます。「すぐに引っ越し」という会社は少ないでしょうが、その時点で物件が動き始めるのも事実です。
ということは、大家さんの方も「この時期は契約が取れるかも」と思い、5月や6月と比較すると、強気の態度に出ることができます。
(といっても、2月や3月ほどではないですが)
9月以降はどうかというと、「秋の人事異動」があります。
これは9月か10月に発令されますが、引っ越しのタイムラグも考えると、ここからまた11月くらいまでは、少し動きがあると言えます。12月は一瞬だけ訪れる谷間かも知れません。
しかし、年末に引っ越しというのは何かとハードなので、会社側もそんな辞令はほぼ出しませんし、自由が効く職業の方でも、自ら引っ越したいとは思わないでしょう。
なので、一見家賃が安くなりそうですが、この時期は「あと1ヶ月待てばシーズン」ということで、大家さんもおそらく強気に出てきます。
このように考えると、やはり入居者側が一番有利なタイミングは「5月~6月」なのです。
(7月~8月もやや有利ですが)
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料金も安くなる
上のように物件が動く時期というのは、当然「引っ越しのシーズン」でもあります。
ということは、当然のことながら引っ越し業者の料金も通常よりも高い値段をつける、ということが多くなります。
「シーズン通して同じ価格」という業者さんもいますが、その場合も「予約が取りにくくなる」というのは確かです。
スケジュールをやりくりする手間やストレスも考えると、やはりオフシーズンに引っ越しをするのが一番有利であることは間違いありません。
引っ越しのタイミングをどうずらすか?
会社からの辞令で引っ越しをする場合は、タイミングを選ぶことは難しいでしょう。
しかし、「同じエリア内で、自分の好みの物件に引っ越す」などの場合は、通勤は今まで通りですから、会社の辞令は関係ありません。
なので、多くの方の場合は「タイミングをずらす」と言ったら、このようなやり方になるでしょう。この場合も「より効率的なやり方」があります。
■二重家賃の発生を防ぐ方法
上にも書いた通り、退去者は1ヶ月前には大家さんに通達している必要があります。
ということは、「いい物件が見つかったから、すぐに引っ越す」ということはできない、といことです。
一応できますが、1ヶ月分、今の部屋と新しい部屋で、二重の家賃が発生してしまいます。これを防ぐためにはどうすればいいでしょうか?
この方法はたった一つで「5月(6月)に引っ越す」と決めて、4月にはもう通達をしておくということです。そして、1ヶ月かけていい物件が出るのを待ちます。
前述の通り、この時期は初期費用の面で有利ですから、シーズンだったら高くて諦める物件でも、比較的安く手に入ります。
そうした条件下であれば、部屋探しもそう難しくありません。
(実質、自分が少しリッチになったのと同じだからです)
なので、1ヶ月あればいい物件はどこかで見つかるでしょう。
そして、その物件が見つかった段階では、たとえば「4月の途中」など、その月があと少ししかないわけです。
となると、新しい部屋の大家さんに「初月の家賃だけタダにしてください」ということも言いやすくなります。
物件の買い手がつかない時期で、しかも半月分程度であれば、大家さんも「まあ、いいか」と妥協してくれるでしょう。
そうすれば、二重家賃を払うことなく、今の部屋の居住可能期間が残っているうちに、ゆっくりと引っ越しを完了させることができます。
引っ越しのタイミングを5月や6月にすれば、このような有利な引っ越しも可能になるのです。
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