「つらら」においしいものとマズイものがあるなんて信じられますか?
軒先につららが垂れ下がる光景は、わたしが住んでいる地域では見慣れたものです。
今でこそ気にも留めませんが、小学生の頃はなくてはならない物でした。なぜなら当時、つららは私たちのオヤツだったからです。
その頃はほとんどの同級生がつららを食べる習慣があり、いつの間にか、美味しいかを見分けることができるようになっていました。
ハッキリ言って、知らなくても問題のないことですが、いつか、知っていれば役に立つかも?しれません。あなたに美味しいつららの見つけ方を伝授します!
※つららを食べるのは自己責任でお願いします!
採取時間は放課後。挙動不審な小学生
登校時は探している時間がありませんので、真剣につららを探すのはいつも放課後でした。
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毎日帰宅ルートを変えて、キョロキョロしながら歩くわけですから、知らない人が見れば落ち着きのない、挙動不審な子供だったことでしょう。
ある程度帰り道を巡回していくと、どの道に美味しい物があるのか判断がつくようになり、その後は遠回りしてでも新規ルートの開拓をしていました。
これを積み重ねることで、かなりの頻度で、上質なものだけを選ぶことができるようになります。
ケガをしないために知っておくこと
実は、つららを取るという行為には危険がついてまわります。家の軒下に行くわけですから、屋根の雪が落ちてきて埋まってしまう可能性もゼロではありません。
ですが、危ないなと思う場所を知っておくことで、アクシデントが起こる可能性はグっと下がります。
立派なつららですねぇ。しかし、この状態は喜んで取りに行くとかなり危ないです。写真を見ると、つららが上の方で繋がっているのがわかるでしょうか?
これを1本でも採取すれば、数本まとめて落下してくる可能性があります。もし、頭に刺さったらと思うと…非常に危険です。
もうひとつ避けなければいけない場所は、雪がせり出した建物です。
上の画像は雪しかありませんが、これにツララがついている場合は、1本折ると、屋根の雪が落ちてくる時があります。
もし、大量に雪が落下してくると、最悪の場合、生き埋めになりますので、どうしてもその場所で採取したいのなら、上の方にも気を配ってください。
毎年お年寄りが、屋根の雪下ろし中に事故にあっていますから、大人と言えど人ごとではありません。
絶対にやめた方が良い、ツララの場所
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危険ということはないですが、食用としてとるには、オススメできない場所があります。
それは、車やエアコンの室外機、工場などにできているつららです。とりやすい場所だったりするんですが、本当にマズイんです。
ちょっとわかりにくいですが、上の写真は、車体の下の方にできているツララです。
駐車してあれば、危険もなく簡単にとれるのですが、ひとくち食べると、排気ガスの味がします。体にも良くありませんので、絶対にやめましょう。
手に持ち、じっくりと食べる前にチェックして
つららを手に入れたからといって、すぐに食べてはいけません。まずは、目でチェックしてください。
なぜかというと、稀に変色していたり、中になにかが入っていたりする場合があるからです。
どちらも調べたワケではないので、実際のところはわからないのですが、色がついているのは、動物のおしっこかもしれません。
そして、氷の中にブチブチと黒い点がたくさんあるものは捨ててしまった方が良いです。
経験上、黒い点が多いほどマズイ場合が多いですし、よくわからない不純物を、好んで食べたくはないですよね。
ズバリ。美味しいツララはこれです
毎日のように食べ歩いていても、これはウマイ!という物に当たったことは、それほど多くありません。
美味しく上質なつららというのは、普通の氷と同じく、混じり気がなく無色透明で、食べた時にも変な臭味がありません。
逆に見ただけで期待できないのは、表面がデコボコしてツルツルしていなかったり、透明度が低く、白く濁った色になっていたりするものです。
わたしが見極めた旬の時期はコレです
そして、ツララにも旬の時期というものがあります。
1月下旬から2月いっぱいは、味の良いものを探すことができますが、3月に入り、だんだんと寒さが緩んでくると、美味しいものは期待できなくなります。
原因は、日中に氷が溶けて、夜になるとまた凍るというような、再冷凍状態になるため、鮮度が落ちるのではないかと考えています。
そして、この時期に新しくできるものは、気温のせいなのか、土臭い風味のものが多いんです。
当時は、下校中に喉が乾いたりすると、おやつ代わりにツララを食べていました。不味くて捨てたものを含めれば、相当な数になっているでしょう。
そして、お話した内容は、全てわたしの経験が元になっており、頭に氷が大量に落ちてきたことや、雪をかぶったことは、数えきれません。
しかし、聞いただけですぐに美味しいものをゲットするのは難しいかもしれません。
もし、あなたが、ツララ食べに挑戦してみようと思うなら、なるべく田舎の空気が良い場所で、ある程度の根気をもって、頑張ってみてください。
※つららを食べるのは自己責任でお願いします。何があっても私は一切責任を持ちません!
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