自動車の保険料を安くする方法 – 運転しない・事故&盗難の予防等
自動車保険の保険料が安くなる条件はいろいろあります。
それらを大別すると、
1)自分ではどうにもできない条件
2)自分次第でどうにかなる条件
に分かれます。
(1)は、たとえば「年齢」「保険に加入している年数」「住んでいる地域」などです。
これらは変えようがないので、ここでは(2)の工夫で、保険料を安くする方法を考えます。
自分の努力で保険料を安くする方法
まず最初に一覧にすると、
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■年間走行距離を短くする方法
・運転を控える
■排気量を少なくする方法
・小さい車を買う
■事故・災害を防ぐ方法
・交通事故を起こさない
・盗難被害に合わない
・火災を起こさない(車両、家屋ともに)
・台風の被害を受けない(ガレージなどで守る)
となります。それぞれ説明していきます。
(*「見積もり」は今回除外しました)
できるだけ運転をしない
消極的なようですが、これは重要です。理由は2つあり、
1)走行距離が短くなる→安いプランにできる
2)事故に遭う確率が下がる→運転していないのだから当然です
ということです。まず(1)の時点で、最初から安いプランにできますし、(2)を継続することによって、年々保険料が割安になっていくので、将来的に非常に安くなります。
(10年無事故を続けると、保険料は6割も安くなります)
排気量の小さい車を買う
排気量は「馬力」のようなものです。
サイズの小さい車は大抵排気量も小さいですが、小さくてもオフロードカーになると、排気量は大きいです。
なので、あくまで「排気量の数値」を見て決めます。
排気量で保険料が変わる理由は、「スピードの速い車は事故を起こしやすい」と考えられるからです。
実際、速い車に乗りたがる人はスピードを出しやすい傾向があるので、事故が多いのは間違いないでしょう。
保険料のために車を選ぶというのは抵抗がある方が多いと思うので、あくまで「乗れれば何でもいい」という方向けの考え方です。
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事故・災害を防ぐ
これも非常に重要です。特に交通事故を防ぐことは、保険料を安くする上で一番の鍵となります。
(上に書いたように、ノンフリート等級が年々上がり、10年後には60%安くなるからです)
■交通事故を起こさない
これは自分が原因の事故は当然ですが、人に巻き込まれるのもできるだけ防ぎましょう。
人に巻き込まれた事故であっても、ケースによっては自分の保険から修理費などを負担しなければならないことがあるからです。
(それは稀なケースですが、いずれにしても、事故に巻き込まれるというのは面倒でしょう)
そのように、他人が原因の事故すら起こさないためには、危ない車とはできるだけ距離を置くことです(ふらふらしている車など)。
また、雪が降っている時など運転が危険な時は、極力運転をしないことです。
■盗難被害に遭わない
盗難被害に絶対遭わない自信があれば、保険のプランから盗難の保障を外すことができます。
なので、その分保険料が安くなります。
車上荒らしなどの被害を防ぐためには、「駐車中、車内に荷物を置かない」「ダッシュボードなどを全部開けて、中に何もないことを見せる」「セキュリティグッズをつける」などの対策が考えられます。
これらをすべてやっても完璧ではないですが、それでもかなりの確率で車上荒らしを防ぐことができます。
■火災・台風を防ぐ
自動車保険のプランの中には、火災や台風などの被害に対する保障、というものも含まれています。
これらを利用すと当然保険料が高くなるので、それも外します。
外した分、自分でこれらの災害に対策を打つ必要があります。
火災については、車両火災はもちろん、自宅からも当然出火しないようにしましょう。
そもそも、これは車のためだけではなく、その自宅で生活する上で、絶対に意識するべきことでしょう。
車両火災については、特にガソリンをセルフで入れた後の、蓋の締め忘れなどに注意しましょう。
(これが原因でガソリンが流れだし、それに引火するということも考えられます)
台風については、ガレージに入れるなどの対策を施しましょう。
ガレージがない場合も、周囲に何かしら柵を立てるなどして、台風による飛来物が車にぶつからないようガードしましょう。
「運転をしない」は意外と重要
こうして眺めてみて思ったのが「運転をしない」は意外と重要である、ということです。
というのは、これによって保険料が安くなるだけではなく、ガソリン代や消耗品代など、その他の維持費も安くなるからです。
もちろん、ドライブが大好きで車を買ったという人の場合は、車に乗りたくて仕方がないでしょうし、その気持ちは大切にするべきです。
しかし、「車があった方が便利な時があるから」という理由で買った人の場合は、できるだけ普段は乗らないようにして、歩きや自転車で体を鍛えた方がいいでしょう。
ガソリンも減らず、事故も起きず、走行距離も伸びずということで、保険料がどんどん安くなっていきます。
何より体も健康になるということで、一石何鳥になるかわかりません。
あくまで車好きでない方の方法ですが、参考にしていただけたらと思います。
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