元旦那が勝手に売却した車を取り戻せるか?~クルマ奪還作戦の結果
わたしは車の免許をとったのが遅かったのですが、初めて買った自分の車を最初の車検切れのときに、元旦那に勝手に売却されました。
理由は「どうせ乗らないんだから」という、所有者の意見を完全に無視したものです。
怒りが頂点に達したわたしは、すぐさま買い取った店に電話をしました。どうやら返品する気はまったくないようでした。
買い取り実績No.1だった某中古車店
元旦那が車を売却したお店は、当時、TVコマーシャルもしていた、名前を聞けばだれでも知っている有名店でした。
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宣伝効果ってスゴイもので、あのころのわたしはCMに騙されていました。知名度もあるし、大きな会社だから大丈夫だろうと思っていたのです。
店舗に電話をしたら、わたしが抱いていたクリーンなイメージは幻想だったことがわかりました。
まだ若く、知識も乏しく、上手く言い返すことができなかったのを覚えています。
助っ人登場。営業力・交渉力バツグンの母
大人の年齢であるにも関わらず、わたしは困り果てて母に電話をして助けを求めました。
やはり、年の功というか社会経験の差というか、わたしの知らないことを指摘してくれて、一緒に店舗で、話をしてやるといってくれました。
仕事をしているころの母は、営業職で役職についており、男性と変わらないほどに働いていました。
ですから、任せて安心、なんて思っていたんですよねー。
絶対に返してもらえる!ほぼ確信していましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
ダメなものはダメで突き通す精神力にやられました
最初はおだやかに話し合いをしていたわたしたち(おもにしゃべってたのは母)でした。
なにをいっても同じことしかいわない某お店の社員に対して、とうとう怒りのスイッチが入りました。
いま考えてもおかしいのでは?と思うのですが、所有者はわたし本人になっているのに、元旦那だけで、委任状もなしに売れるものだろうか?と思っています。
たしか、ダメだったはずなんですけどね。
と、上記のこともいってみたのですが、店側の返答は「家族ですし、印鑑も押してもらってますから」というものでした。
大きな声を出せばよいというものではありませんが、あまりにも話が通じなく、イライラしていたのは事実です。
一度だけ、上司に相談してみますと相手が事務所の奥に入っていきました。少し希望を持ったのですが、結果はダメでした。
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そのあと、もうちょっと偉い人も出てきましたが、だれがでてきてもいうことは変わりません。
最後には「だって、その車、もうここにはありませんからどうしようもできません」といわれました。売ったの昨日なんですけどね。本当になかったんでしょうか。
奪還作戦失敗。訴えますか?でもねぇ
もし、売り払われた車が、希少価値が高かったり、何百万もする車だったりしたら、弁護士に相談したり、訴えていたかもしれません。
わたしが乗っていたのは、古く、査定額も十万ちょっとの車です。程度はよくて、けっこう気に入ってたんですけどね。
実際に売られた車と同じものです。
次の手です!消費生活センターに向かう
いままでは、消費生活センターとは縁のない生活をしてきて、どんなことをしてくれるところなのか?というのが、いまいちわかっていませんでした。
きっと公的機関ですし、なにか協力してくれるんだろうと勝手に思っていました。
ここで訴えれば、もしかしたら車が戻って来るかも!?と期待したのも事実です。
上の画像は、別の市のセンターの写真です。わたしが住んでいる街の消費生活センターは、え?ここにあるんですか?というような狭く古い場所にあって、なんだか申し訳なさそうな感じでした。
多いんですよねーって、マジですか。
扉をノックして入ると、出てきたのは普通のオバ様でした。「ご用件はなんでしょうか?」と聞かれました(あたりまえ)。
わたしはこれまであったことを淡々と話しました。その内容のメモをとっているようです。こちらでは記録を残さないといけないのですかね?
ひととおり話し終わって、最初に耳にしたことばは「わたしたちは、警告することはできるのですが、強制力はないんですよ」でした。
ああ、もう無理なんだなと悟りました。だって「ダメです」だけで押し通す会社が、警告ぐらいで車を返してくれるとは思えません。
そして、職員の方は「○○○ーって、センターにも苦情が多いんですよ」といいました。ここであらためて、ひどい店に車を売られたんだと実感しました。
結論としては「一応、いってはおくけど、期待しないほうがいいですよ」という内容を、もう少し優しくいわれ、帰宅しました。
帰ってから○○○ーを調べてみました
当時からネット環境があった我が家で、どれくらいクレームがあるのかを調べてみることにしました。驚くほどたくさんの事例が出てきたのを覚えています。
わたしのように車を返してもらえない人や、試しに査定しただけなのに売るというまで離してもらえなかった人、後日、ちがう買い取り金額をいわれた人など、声こそ出しませんでしたが、心の中では、「エー!?」の連続でした。
売りに行った張本人は知らんぷり
わたしのものを勝手に売りとばした元旦那ですが、まったく我関せずの状態です。
口うるさくいったら、しぶしぶ1度だけ電話をかけましたが、かんたんに引き下がっていました。
車を売却したお金がどこにいったのかは聞きたくもありませんでした。
きっと消費生活センターの方は、警告をしてくれたと信じています。ただ、そのあと車が戻ることも、お店から電話がかかってくることもありませんでした。
現在もその会社の店舗は、元気に営業を続けています。
いまも酷いやり方をしているのかどうかはわかりませんが、私が行くことはもう二度とないでしょう。
あなたも、車や高価なものを勝手に家族に売られないように注意してください。そして売るときには、店のことをよく調べてからにしてくださいね。
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