WEBデザインにおいて最も大切なこととは
工業デザインを学んだ友人に、デザインをするためには何から始めればいいかと尋ねたところ、こう言われました。
「デザインはまず見ることから始まる」
また、ではどこで見ればいいのかという問いにこう答えてくれました。
「街の中の至るところ、日常生活のあらゆる場面に、デザインがある」
現在、デザインをする仕事の端くれとなった私にとって、この2つはとてもわかりやすい指標になっています。
斬新な発想だけではダメ!
デザインという作業では流行を意識することがとても大切だと思います。
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時代の好みに合わせた斬新な発想をすることが素晴らしいと思われがちですが、WEBデザインにおいては奇抜過ぎることは決してよいとばかりは言われないようです。
WEBデザインでは、視覚的な要素だけでなく使い勝手に関する要素にも重点が置かれています。
例えば、フォントサイズや色の組み合わせを考える時には、読みやすさを意識することが求められます。
また、サイト内を移動するための動線となるナビゲーションの位置にも使いやすさわかりやすさが求められたりします。
実際に、現在ブログに多い右メニュー表示や上部に横たわる形のグローバルナビゲーションメニューなどは、利用者の使い勝手から定着していったものです。
WEBサイトを見る環境にもデザインは大きく左右されます。近年では、スマートフォンやタブレットといった端末を無視できなくなりましたよね。
ユーザーの環境に合わせ、画面サイズを柔軟にしレイアウトが切り替わるレスポンシブルデザインは、当たり前に取り入れられる要素となってきました。
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流行と定番のコラボレーション
WEBデザインの流行は2~3年周期で変化しているとも言われます。一方で、流行から定番となっていく要素がWEBデザインにも存在しています。
使い慣れたものを使う時、人は安心を覚えます。安心して迷わず使える道具は便利なものとされ、重用されるようになります。
WEBサイトもそのことに違いはありません。WEBデザインの分野では、常に新しく、そして使いやすいものが求められるのです。
たくさんのWEBデザインを見ることからはじめよう
今何が流行っているのかだけでなく、新定番が生まれていないか、生まれているならどんなものなのか、そのチェックを怠らないことが大切です。
そしてその意識を持ちつつ、普段から多くのWEBサイトを見ておくことが、WEBデザインをする者にとってとても重要なことなのだと、私は思うのです。
参考記事:WEBデザインの幅を広げるためのコツ~まずはお手本サイト探しから
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