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中国のスーパー・コンビニ事情 ~24時間営業はほとんどない?

2014.02.23

中国のスーパー・コンビニ事情 ~24時間営業はほとんどない? はコメントを受け付けていません

中国にもスーパーやコンビニはたくさんあります。

スーパーではアメリカのウォルマートや、フランスのカラフールなどが多数店舗を出していますし、コンビニではセブン-イレブン、ファミリーマートなどの日本企業も、上海などの大都市に多数出店しています。

ここでは、私が中国旅行や留学で利用していた現地のコンビニ、スーパーについて書きます。

24時間営業のコンビニはほぼない

まずコンビニについてですが、24時間営業ということはほとんどないです。

稀にあるかも知れませんが、あったとしても上海で2~3店とかその程度だと思います。

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東京では「ファミマのお向かいにファミマ」というのも当たり前なので、この密集度合いと比べると、24時間営業のコンビニは「ほぼない」と言ってもいいでしょう。

これは中国が特殊なのではなく、世界的に見ても日本のコンビニは異常だそうです。
「こんなサービスをしていて採算が取れるのか?」と驚かれることが多いと言います。
実際、ほとんどのコンビニは赤字を出さないだけでも精一杯と、ホリエモンこと堀江貴文さんなども著書で書かれています)

採算の問題もありますが、海外は治安が悪い国が多いので、「24時間営業など、強盗してくれと言わんばかりだ」と言われることが多いそうです。

国によっては「無人ATM」でも「うちの国でこんなものがあったら、間違いなくATMごとトラックで持っていかれる」といいます。

そのような国が多い中で、日本のコンビニの方がむしろ不思議というのはうなずけることではあります。


■商品の内容は?

これは割と日本に近いです。

ただ、日本ほど「文房具」「書籍」などは充実していません。

郵便などのサービスも私が見た店舗ではありませんでした。
(ATM、コピー機もなかったですし、チケットの予約などができる機械もありませんでした)

食品やドリンクに関しては日本のコンビニとかなり近い感じです。

棚の配置の仕方などもほとんど同じで、イートインコーナーも少しありました。

スーパーの内部は?

スーパーも日本とかなり似ています。
(日本というより、外資系なのでフランスやアメリカに似ているわけですが)。

私は天津に留学していた頃、カラフールというフランス資本のスーパーをよく使っていました。

カラフールは中国語では「家楽福」と書きます。

中国語の発音だと「ジャーラーフー」というのですが、日本語読みだとそのまま「カラフ」になるのでわかりやすいです。

(それにしても、食品や生活用品を売るスーパーで「家楽福」というのは、うまい当て字だなと思います。中国ではこういう面白い当て字が色々見られます)

■カラフールの商品、雰囲気

商品は、内容も陳列の仕方も日本とほぼ同じです。

おもちゃ売り場、家電売場、家具売り場などもしっかりとあります。

雰囲気は、日本よりやや庶民的な部分が残っています。

食品売場の量り売りなどがそれです。

いろいろな食材を量り売りにしていて、日本のスーパーよりも「市場」の雰囲気を味わいやすいかなと思います。

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トイレは汚いです(笑)。
中国の中ではかなりキレイな方ですが、それでも日本と比べると、「どこかの田舎の駅のトイレ」くらいのクオリティです(もっとひどいかも知れません)。

なので「スーパーだからトイレは安心」などと思わない方がいいです。

外でトイレをする時は、マクドナルドやケンタッキーなどの外資系ファーストフードを使うのが一番です。
(最近は、中国のトイレも昔よりはキレイになっていると思いますが…)

店員さんの接客態度は?

接客態度は総じて悪いです(笑)。
といっても別に悪気があるわけではなく、日本の店員さんの愛想が世界的に見ても良すぎるのだと言えます。
(「お・も・て・な・し」の精神ですね)

知っている方も多いかも知れませんが、中国では店員さんが釣り銭を投げて渡すなどもよくあります。

今はだいぶ減ったはずですが、08年は確かによくありました。

ただ、これも北京五輪の開催が近づくと、激減しました。

中国得意の「国からのお達し」が、かなり厳しく行き届いたのだと思います。
(私が留学していたのは3月~7月でしたが、この前半と後半で、町中の順番待ちの取り締まりなど、完全に激変していました。中国人の「急ぎで間に合わせる力」や「国をあげて何かをさせる力」は、日本の常識では考えられないほどすごいと痛感しました)


■店員さんの居眠りもよくある

店員さんが居眠りしていることもよくあります(笑)。

暇なお店や売り場で、店員さんがレジやデスクに突っ伏して寝ているという感じです。

店員さんだけでなく、たとえば美容院なら美容師さんがカット用の椅子に座って寝ていて、子供が店番をしているということもあるので、中国は本当に気楽だなと思います(笑)。

中国人のビジネスマンというと、すべてを即断即決でして、億単位のお金を動かすなど何とも思わないという「とにかくやり手」というイメージがありますが、庶民は依然としてまったりとしています。

多分、これも中国が特殊なのではなく、日本が「みんな同じような生活をしている」という、ちょっと特殊な国なんだろうなと思います。
(もちろん、中国とは人口も広さも全然違うので、簡単に比較はできないですが)


以上、中国のコンビニやスーパーに関する体験談でした。

これから中国旅行や現地駐在、留学などに行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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