プラチナ積立投資のリスクを軽減する方法&ポイントは?
最近は金だけでなくプラチナの投資もメジャーになっています。
ここではプラチナの積立のリスクを軽減する方法を紹介します。
同時に「プラチナ積立のリスクとは、そもそも何か?も考えます。
(ここでの話は、プラチナだけでなく金などの貴金属全般に言えることですが、「貴金属」より「プラチナ」の方が読みやすくなるので、プラチナでお話しします)
「日割計算」の積立を選ぶ
■日割計算とは?
たとえば1ヶ月に積み立てる金額を「3万」にしたとします。そうすると、「1日1000円」を積み立てるということです。
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日割の積立では、そうして毎日1000円ずつコンスタントにプラチナを買います。ということは、いわゆる「高づかみ」がなくなるのです。
■「高づかみ」とは?
「値段がやたら高い時に買ってしまう」というものです。プラチナも株と同じで「1日だけ異様に上がる」ということはあります。
ということは、その日に買ってしまったら損をするわけです。
たとえば「毎月初日に積み立てる」というスタイルだと、その初日に「やたら高い日」が来たら、大損してしまうわけですね。
もちろん、逆に「やたら安い日」が来て得する可能性もあります。ただ、積立でそんなギャンブルは要らないんですね。
あくまで安定して資産を積み立てることが目的ですから、ハイリスク・ハイリターンの状況は避けた方がいいのです。
なので「日割」にするんですね。30日均等に少しずつ買っていけば、「やたら高い日」も「やたら安い日」も、どちらも少額の取引しかしないので、影響がないわけです。
30日ずっと不利な値動きだったら?
これはありえません。積立というのは「プラチナを買う」ということです。買い手にとって不利なのは「値上げ」ですよね。
ということは「30日ずっと不利」というのはずっと値上がり」ということです。ひたすら右肩上がりで上昇していたんですね。
ということは、月の初めに買ったプラチナは、月の終わりにはかなり価値が上がっているのです。
確かに月の後半では「値上がり済みの高いプラチナを買わされた」という状況ですが、月の前半に「安く買った」ものを売れば、その利益でプラマイゼロにできるんですね。
なので「ずっと不利な値動き」というのは、物理的にあり得ないわけです。だから、ローリスクを求めるなら、積立では「日割」がいいのです。
(ハイリスク・ハイリターンがいいなら、どこかいいタイミングを狙って一気に買った方がいいのですが。その人は最初から積立をする気がない勝負師タイプの人です)
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積立も絶対安全ではない
上のように書くと「日割で積み立ててれば、とりあえず安全なのね」と思う方もいるかも知れません。
しかし、これは「月割よりはローリスク(ローリターン)」というだけの話です。積立自体に最初からリスクがあるので、それはゼロにはなりません。
■積立のリスクとは?
これは簡単で、「プラチナの価値が落ちる」です。積立は、毎日確実に「プラチナの量」は増えていきます。
しかし、増えるのは「量」だけであり、「価値」も増えるかどうかはわからないんですね。
量以上に価値が増えることもあれば、減ることもある。当たり前ですが、積立というのはそういうものです。
こういう話をすると、「ああ、やっぱり投資は怖いわ。私は貯金にしとくわ」という人がいるかも知れません。
しかし、貯金もまったく同じです。積み立てるものが「プラチナ」か「日本円」かというだけの違いです。
「積み立てたものの価値がある日ゼロになる」ということは、両方あり得るのです。
しかし、プラチナの方がゼロになる確率は低い
「両方あり得る」と書きましたが、「ゼロになる確率」を比較すると、断然プラチナの方が安全です。なぜかというと「実物」だからです。
お金(日本円)と違って「ただの紙切れ」じゃないんですね。
これはプラチナに限らず金でも不動産でも骨董品でもあらゆるものに言えます。
確かに価値が落ちることはありますが、それでも「そこに実物がある」という時点で、最低限の価値は保証されます。
だから、世界の経済が不安定になると、金やプラチナの人気が高まるんですね。
いつの時代も一定レベルの価値は必ず持っているのが貴金属ですから、とりあえずそれらを保有しておけば、現金よりは安心というわけです。
■プラチナは、将来指輪にも使える
プラチナは、一定の量が溜まったら指輪やネックレスなどにすることもできます。
これは、そのようなサービスを提供している会社で積み立てた場合に限られます。
(たとえばT貴金属などです。*あえてイニシャルとさせていただきます)
そのようなジュエリーとの交換サービスがない積立の場合は、プラチナの現物を業者に持っていって「これで指輪を作ってください」というしかないですし、それは当然高くつきます。
なので、将来指輪などに使いたいと考えているなら、積立を始める時点でそうした会社を選ぶ必要があります。
「将来指輪に使える」と思えば、結婚などで指輪を絶対に買う予定の人にとっては、それが一つのリスクヘッジとなるでしょう。
以上、プラチナ積立のリスクの本質と、それを避ける方法について語りました。
リスクの本質はプラチナ以外でも通じる話なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
by ハーランド・坂井
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