ベトナムの少数民族モン族やザオ族と触れ合うツアーがとても人気です
ベトナムの首都ハノイからさらに北上したところにある「サパ」と呼ばれる町があります。
近年サパを拠点に、少数民族と触れ合うツアーが人気です。
サパの町からトレッキングツアーが催行されており、山岳地帯に住むモン族やザイ族と交流をすることができます。
花柄の華麗な衣装の「モン族」
モン族は別名「花モン族」と呼ばれていて、花柄の華麗な衣装が特徴です。
古くは中国のミャオ族から枝分かれして南下し、ベトナムに移住した民族と言われておりますが、現在では東南アジア各国に少数民族として散らばり、言語や文化も変化しているので明確な経緯は分かっていません。
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一説にはもともとベトナムに居住していたネイティブベトナミーズ(原住民)とも言われています。
モン族は出稼ぎにサパ近郊の市場に度々顔を出すので、ベトナム語も堪能な人が多く、外国人慣れもしています。
モン族の作る服飾品や小物類は外国人観光客にとっては魅力があり、お土産として重宝されています。
トレッキングツアーでは、モン族の生活の様子をうかがうことができ、カメラのレンズを向けてあげると、彼女たちの素朴な笑顔を写すことができます。
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赤い大きな頭巾に眉のない顔立ちの「ザオ族」
もう1つ紹介したい少数民族は「ザオ族」。
赤い頭巾を被っていることから「赤ザオ族」と呼ばれており、民族は中国が起源と言われています。
モン族のような華やかな民族衣装ではありませんが、大きな頭巾に眉のない顔立ちは印象を与えるに十分です。
ザオ族の得意とする民芸品は刺繍だけではなく、はたおりや彫刻まで及び、彼らの作るアクセサリーは品質が高いことで知られています。
サパは中国との国境付近に位置しているため、到着するまでの道のりは列車とバスを使う険しく長い時間がかかります。
最近は日系旅行会社でサパのトレッキングツアーを取り扱っているところも増えてきていますので、日本から予約することも可能です。
サパは標高が高いため厚着が必要となる上、感染症ウイルスを持つ蚊などにも注意が必要です。ツアーに参加する際は歩きやすい格好で望みましょう。
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