ベトナムには電車がない!
ベトナム旅行の際、主要の移動手段は二つ、「タクシー」、もしくは「バイクタクシー」となります。
ベトナムには鉄道はあるものの、電車ではなく列車であり、しかもすべて長距離列車となっています。
鉄道好きの人に人気の「統一鉄道」
ハノイからホーチミンまで続く「統一鉄道」は、バックパッカーや鉄道好きの人には人気があり、道中ニャチャン、ダナン、フエなど主要観光都市にも停車することからひと時話題を呼びました。
ただしハノイからホーチミンまでは最短でも所要時間は30時間以上。
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日本のような快適な鉄道の旅とはとても言えませんので、かなりの根性と気合は必要です。
寝台列車「ゴールデン・トレインズ」の魅力
筆者のおすすめは「ゴールデン・トレインズ」と呼ばれる、ホーチミンからニャチャン間を結ぶ寝台列車です。
ニャチャンは中南部に位置するビーチリゾート。ホーチミンから約9時間で行くことができます。
一部屋に二段ベッドが二つ備えられており、ベトナム人との交流は列車旅ならではの楽しみではないでしょうか。
道中は売店もありますし、軽食は駅員に頼めば買ってきてもらえます。
ゴールデン・トレインズの運行当初は豪華寝台列車の旅というキャッチコピーで観光客を賑わせていましたが、現在は食堂車もなくなり、古めかしい列車となっています。
ただし料金は2,500円程度と格安なので、ホーチミンだけではなく他のエリアも楽しみたいという、旅慣れた旅行者にとってはいまだ支持されています。
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タクシーはぼったくりに注意
ベトナムではかねてから新幹線を走らせる計画が日本と合同で進められてきましたが、需要がないということで打ち切られてしまいました。
現在は市内を走らせる電車を計画中ですが、こちらも先行きは不透明です。
ベトナムの一般庶民の間では、短距離移動はバイク、長距離移動はバスが昔からの移動手段でした。
ですので、電車の利便性をよく実感できていないというのが本音のようです。
旅行者にとってはローカルバスは敷居が高いので、基本はタクシーやバイクタクシーとなるでしょう。
ただし、これらにはぼったくりがつきもので、外国人客を狙った悪質なドライバーが法外な料金を請求してくることで、しばしばトラブルの元となっています。
電車のないベトナムでは移動の際も細心の注意を払わなければならないことを覚えておいてください。
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