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薬の飲み方に関する間違った常識~どこまでが本当でどこまでがウソ?

2014.03.18

薬の飲み方に関する間違った常識~どこまでが本当でどこまでがウソ? はコメントを受け付けていません

薬の飲み方に関しては、様々な噂などもまことしやかにささやかれています。

実際、本当である噂も数多くありますが、中にはウソも紛れているため、全ての噂をうのみにするのは危険です。

なかには薬の効果自体を弱めてしまうものもあり、必ずしも巷に流れる噂が真実であるとは限りません。ここでは、そんな薬のウソについてご紹介します。

錠剤は噛み砕いて飲むと早く効く?

まず、錠剤はかみ砕いて飲むと早く効くという人がいます。おそらく、聞いたことのある方もいるのではないでしょうか?

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そのまま飲み込まずに噛み砕けば、それだけ早く吸収されるという理由であるようですが、実際にはウソになります。

錠剤、カプセルなど何かしらのコーティングやカプセルに入っている薬は、どこで作用するかが計算されて開発されています。

胃袋に到達してから、どのタイミングで薬としての効果を発揮するかと言うことを考えて作られています。

なので不必要に噛み砕くなどすることで、必要なタイミングで効果を発揮することが出来ず、かえって効果自体が薄まってしまうこともよくあります。

ジュースやコーヒーなどで飲んでも効果は変わらない?

次に、水ではなくジュースやコーヒーなどで飲んでも効果は変わらないと言うもの。

とにかく薬は飲めばいいという理由のようですが、こちらもウソです。

薬は科学的に調合されたものになります。その成分には様々な効果があり、それらがコーヒーやジュースなどに含まれるカフェインや他の成分と混ざることで、想定外の効果を発揮してしまうケースがあります。

風邪薬などにはカフェインが含まれていることもありますが、コーヒーのカフェインと混ざることでカフェインの過剰摂取となり、不眠や頭痛といった副作用の原因となります。薬を飲む場合には、水か白湯がベストです。

水を使わずに服用すると効果に時間がかかります

そして、水も使わずに薬を飲むという方もいますが、薬をそのままで飲むことはおすすめできません。水を飲まずに薬だけで飲むと、胃の中で薬が溶ける時間が多くなり、効果が出るまでに時間がかかることがあります。

また、口の中や食道に付着することで炎症を起こすこともあるため、一口でも水、あるいは白湯を口に含んで薬を飲むことをおすすめします。

以前、こうした間違った噂をうのみにした方とお話をしたことがありますが、一つ一つ説明してみると、やはり驚いていました。

どれだけ自分が間違った飲み方をしていたのかということを理解した驚きであったようです。

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