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アレルギーやアトピー治療の基本姿勢と実際に使われる薬

2014.07.12

アレルギーやアトピー治療の基本姿勢と実際に使われる薬 はコメントを受け付けていません

アレルギーはもはや現代病とも言えるほどに周知されるに至った病気の一つです。

アトピーなどもアレルギーの一種であり、小さな子どもがアトピーに悩んでいるという親御さんも少なくはありません。

現在は小さな子どもだけではなく、大人になってからアトピーを発症するケースも増えており、治療に対しては真剣に取りくまなければいけない病気の一つです。

病気は治そうという意志を持たないとダメです

アレルギーを治すと一言にいっても、簡単なものではありません。体内の免疫作用を正常化するということですから、一筋縄でいくはずもありません。

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それでも、体質を変えて免疫作用を正常化するためには、医師の協力なくして成功させることはできません。アレルギーを治療するための基本となるのは、治すことに対して意欲的に取りくむ姿勢にあります。

良い医者がいないとはよく聞きますが、診察を受けている側にも病気を治そうという意志が見えなければ、診察をする医師のモチベーションが低下するのも当然と言えます。治す気のない人間には、どのような治療も効果的なものではありません。

意欲的に治療をしようという姿勢は、そのまま医師の治そうという意欲に繋がります。逆に治す意欲のない方は、治す気がないのだと判断されてしまい、医師も消極的な診察になりがちです。

自分の状況を理解し把握しようとする姿勢が大切

薬の指導をする医師
では、意欲的にアレルギーを治すために何が必要なのか?それほど難しいものではありません。

診察を受け、自分がどのような状態にあるのか、処方された薬がどのような効果を持ち、どのような副作用を持っているのか、ごくごく当たり前の話をよく聞き、メモを取るなどしてきちんと理解する姿勢を示すことが必要です。

また、分からないことなどは積極的に質問をするなど自分の置かれた状況を理解、把握しようという姿勢は、そのまま病気へ向き合う意欲として伝わります。

相手が薬剤師であっても同様です。

私自身も、無気力にアレルギーに対して聞かれるよりは、意欲的にしっかりと理解しようとする方のほうが、薬剤師としても真剣に相手の事を考えて商品を勧めることができます。
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アレルギーやアトピーに処方される主な薬

患者に説明をする薬局の薬剤師
古くは食べず嫌い、好き嫌いなどのように、ただのわがままと思われていたことのあるアレルギーですが、今やアレルギーに対しての認識は大きく変わり、場合によっては命にも関わることのある重大な体質、病気と言った認識に変わっています。

アレルギー症状やアトピーなどで使われることの多い薬が、実際にはどういった薬であるのかと言うことを知っておくことも大切です。

比較的軽度なアレルギー症状やアトピーで処方されるのがステロイド剤になります。炎症には目に見えて効き、2~3日で効果が出はじめます。

もっとも有名なアレルギー薬で、アトピーに対しても処方される一般的な薬である反面、利用の仕方によっては副作用などが出るということもあって、怖い薬というイメージもあります。

正しく使えばステロイド剤も恐ろしいものではなく、体を治す、症状を抑えるために必要な薬になります。ステロイド剤は長期的に使い続けるものではなく、最初のひどい状態をしずめるために使うものです。

ヒスタミン剤の役割

アレルギーの症状は、体の中にアレルゲンが入り込んだことでヒスタミンが反応し、それが脳へ伝わって症状が出ます。

このヒスタミンを抑制する効果を持つのが抗ヒスタミン剤になります。

ヒスタミンが脳へ伝達するための末梢神経に付着して、ヒスタミンからの信号を遮断することでアレルギー症状を抑えることができます。

かゆみ止めなどにもよく使われており、比較的身近なアレルギー薬ともいえます。

症状によって必要なアレルギー薬も異なります

アレルギーのもっとも有名なものといえば、花粉症があります。スギ花粉などの花粉に対して過剰に体の免疫が働いてしまうことで、涙や鼻水、くしゃみといった症状が現れます。

これを抑えるためにあるのが抗アレルギー剤になります。アトピーもアレルギーの一種ですが、痒くて眠れないなどの場合に処方されることもあり、内服薬として利用するものもあります。

症状や状態によっても必要になるアレルギー薬は変わります。

アトピーやアレルギーに関して、しっかりと説明をしてもらえれば、適切な医薬品を紹介することができるので、薬剤師としても多いに助かります。
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