トゥクトゥクと呼ばれるカンボジアのバイクタクシーに乗ってみました
トゥクトゥクはいわゆる「バイタク(バイクタクシー)」です。今日は、この写真のおじさんに乗せてもらいました。
この記事では、トゥクトゥクの料金や値引き、ぼったくりの実情などについて書きます。
乗車した際の値段(料金)の相場
プノンペン国際空港から市の中心部までは3ドル~5ドル(今の為替で、300円~500円)です。
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この距離はトゥクトゥクで大体10分~15分なので、「車5分につき1ドル~2ドル(100円~200円)」と考えればいいでしょう。
(以下、日本の方にわかりやすいよう、全部日本円に換算して書きます)
相場が300円からと言っても、初心者がいきなり300円で乗せてもらうのは難しいようです。
(値切りをしようとしても、雰囲気で初心者というのは伝わるので)
1回目は最初300円から交渉に入りましたが、「遠いから、500円じゃないと絶対無理だ」と言われました。
(冒頭の写真のおじさんです。笑)
明らかに絶対無理じゃない顔をしていましたが、カタコトの英語(筆者が)で交渉するより、さっさとトゥクトゥクに乗りたい気持ちの方が強かったので、500円でオーケーしました。
■運転手のぼったくりの手法
朝、ゲストハウスから空港に行って昼に帰ったのですが、帰りはこの写真の運転手さんでした。
結論から言うとぼったくりでした(笑)。引っかかりませんでしたが。
彼は、他の運転手さん達が「500円なら送るぜ」と群がってくる中、「俺は400円でいいよ」と言ってくれたので、この人にしました。
でも、7分くらい走った後で止まって、あらためて行き先を聞いてきました。
「ナイスゲストハウス」と告げたら「わからない」と言います。
(運転手さんが知らないはずないくらい、有名な場所なんですが。笑)
でも、群がっていた時に運転手さん達はみんな「キャピタルまで」という距離設定だったので「じゃあ、ナイスじゃなくキャピタルに行ってください」と告げました。
キャピタルというのは、プノンペンのゲストハウスの中で一番有名な所です。ナイスからすぐ近くなので、こっちに変更してもよかったのです。
群がっていた運転手たちの距離設定はキャピタルだったので、当然この運転手の場合は400円でキャピタルまでは連れていってくれるだろう、と思っていました。
しかし、下りる時になってこの運転手さんがふっかけてきました(笑)。「遠すぎた。600円くれ」というのです。
キャピタルだったら運転手さん全員知っているはずなので「思っていたより遠かった」などということは絶対ないです。
なので、「500円ならいい。朝の運転手さんは500円だった」と告げました。
それでも渋ってくるので、500円だけ渡してさっさと降りました(笑)。
(間違っているのは明らかに向こうなのですから、ここは気にするような場面ではありません)
参考記事:カンボジアでのぼったくり対策 ~トゥクトゥク・モトドップ運転手編
■ここで得た教訓
ここで得た教訓(トゥクトゥクのぼったくりに合わない方法)は、「乗る時に、行き先と料金を絶対に確認する」ということです。
基本中の基本なのですが、私の今回の帰り道のように、たくさんの運転手さんが群がっているような場面では、落ち着いて確認できないことがよくあります。
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今回のケースですと、全員が「キャピタルまで○○円」と言っていたので、400円のドライバーさんも「キャピタルまで」という前提だと勝手に思っていました。
「場の空気に流されない」というのは、日本にいても重要なことだと思いますが、トゥクトゥクに乗る場合もそれが重要だと、あらためて思いました。
*ちなみに、たかが100円の違いと思われるかも知れませんが、こちらでは30円~50円でフランスパンが丸々1本買えます。
日本の物価と比較すると5倍くらいの違いがあるので、100円の違いは500円の違いに相当します。
運転はやや荒いけど、安全
カンボジア人の運転ははっきり言って荒いです(笑)。トゥクトゥクも荒いですが、バイクに2人乗りする完全なバイタクよりも、遥かに安全です。
柵がついているので、急カーブしても人間が落ちることはありませんが、椅子の上のカメラなどは落ちる恐れがあります。
(バッグみたいに大きなものなら大丈夫です)
なので、トゥクトゥクに乗る時には、カメラなど落ちやすそうなものは必ず手に持っているか荷物に入れるようにしましょう。
(ずっと座席に置いている人はいないでしょうが、出発の時など「とりあえず」置いていることもあるかもなので)
その他のこぼれ話&写真
その他、写真をアップしながらその状況を解説をします。
これは、トゥクトゥクから身を乗り出して、腕をおもいっきり空に伸ばして撮った一枚です。良い子はマネしてはいけません(笑)。
パチンコで有名な「マルハン」のロゴが奥に映っています。マルハンはこっちでは銀行業を営んでいます。
トゥクトゥク内部です。
プノンペンの観光地のガイド(といっても写真と名前程度ですが)が書かれていて、乗りながら「ここに連れていって」と言いやすくなっています。
今日乗った2台のトゥクトゥク両方あったので、多分全部あります。広告の「ターゲティング」の初歩ですね。
これまた身を乗り出して、低めのアングルから撮った写真(笑)。
トゥクトゥクは、あまり身を乗り出すと、古い車両の場合つかまった柱が壊れそうなものもあります。なので、くれぐれも注意して控え目に行ってください。
あと、道路はこんな感じで交通量も多いです。なので、運転が荒いといってもさほどスピードは出ません。
(運転が荒いというより、今振り返ると「道路が荒かった」のかも知れません。多分そうですね)
以上、カンボジア(プノンペン)のトゥクトゥクについてでした。これからプノンペンに来られる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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