ベトナム人が愛して止まない漫画
ベトナムの若者の間では韓国の文化が流行中です。
韓流ドラマや韓国ファッション、音楽番組も韓国系グループが人気です。
ショッピングセンターへ行っても韓国語の音楽が流れていることがしばしば。
「名探偵コナン」が人気
しかし、そんな韓国文化が浸透しているベトナムでも、日本の文化が勝っている側面もあります。
それが「漫画」です。
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漫画は主にショッピングセンター内の書籍売り場や本屋、露店などで買うことができますが、タイトルを見てみると、どれも日本の漫画ばかりです。
特に根強い人気を誇っているのが「名探偵コナン」。
そして「ドラえもん」に「クレヨンしんちゃん」、「セーラームーン」、「ドラゴンボール」、「ナルト」などはベトナム人の若者であれば誰もが知っています。
2013年から日本のアニメがテレビ放送も
会社や学校への通勤はバイクが主流なので、日本人ほど漫画を読む機会には恵まれてはいません。
とは言えローカルバスに乗ってみると、学生らしい風貌のベトナム人が漫画を片手に笑っている光景はよく目にすることができますし、学校の自習室で密かに漫画を呼んでいる学生も多くいます。
テレビでは2013年度現在「ドラゴンボール」、「名探偵コナン」、「スラムダンク」などが放送されており、テレビに噛り付くように見る子供たちの姿がうかがえます。
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漫画のキャラクターでコスプレ祭り
また、日越の友好を謳ったイベントでは、コスプレ祭りも開催され、それぞれ漫画に登場するキャラクターの衣装を纏ったベトナム人が楽しんでいました。
このように日本発の漫画やアニメ、コスプレは現在ではベトナムのサブカルチャーの仲間入りを果たしているのが分かります。
しかし、どうやらゲームに関しては日本は遅れをとっているようです。
プレイステーションやWiiなどのいわゆる家庭用ハード機はベトナムでは高値で、また中国産の偽物も多く出回っているため、一般の家電量販店では販売されていません。
ベトナム人の若者は皆ネットカフェでパソコンによるオンラインゲームを楽しんでいます。
まだまだ所得が少ないベトナムでは、日本のような一家に一台ゲーム機を持つという環境には追いついていない様子。
とは言え日本の漫画に読み耽るベトナム人を見ていると、なんだか不意に笑みがこぼれてしまいますね。
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