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有名ギタリストが自ら作った世界で一つだけのオリジナルギターたち
アーティストが自分で改造してしまったギター…。まさに世界に一本だけのワンオフモノですので、興味がわいてしまうという方も多いのではないでしょうか?
筆者も憧れのギタリストのオリジナルギターが欲しいと思い、改造にチャレンジしたことがあります。そのほとんどは失敗に終わってしまいましたが…。
そんな有名ギタリストが自分で改造、または組み上げてしまったギターについてここではお話してみたいと思います。
エディ・ヴァン・ヘイレンの通称「フランケン」も本人によるオリジナルギターとして知られています。
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インパクト抜群!ザック・ワイルドのレスポール達!
レスポール特集などで、何度か触れてきましたが、オジー・オズボーンバンドやブラックレーベル・ソサイアティなどで活躍しているザック・ワイルドのレスポールにはとても個性的な改造が施されています。
ベースとなっているのはレスポールカスタムです。彼が長年にわたって使用しているメイン機のベースとなったのは70年代から80年代にかけて製造されていたメイプルネック仕様のもの。現在はペイントが施されていますが、元のボディカラーはブラックでした。
そんな決して珍しいものではないレスポールに「ブルズアイサークル」と名付けられた独特のペイントを施しています。これだけでもインパクトは抜群です。
サウンド面では、よりへヴィな音を実現するためにピックアップはEMG社製のアクティブピックアップ85(リア)81(フロント)換装されています。ハードに歪ませてもノイズレス!ザックサウンドに決して欠かすことのできないポイントでしょう。
派手な改造によって、本来の姿とはまったくかけ離れたものになってしまったザックのレスポールですが、これこそが彼のトレードマークになっています。
2000年には長年レスポールを愛用し続け、ギブソン社に貢献してきたことが認められ、正式にこの仕様のモデルが発売されています。
現行モデルでは唯一のメイプルネックを搭載するレスポールですので、とてもレアなモデルであるといえるでしょう。
この「ブルズアイサークル」の他にも、多くのビールの王冠が打ち付けられた上、バーナーによってボディトップを焼かれたもの、さらに色違いのペイントが施されているものなど、さまざまなオリジナリティあふれるレスポールを使用しています。
そのコレクションを見ているだけでも飽きることはないでしょう。
自身の愛用レスポールを抱えたザック・ワイルド。ギターだけでなくご本人もとても個性的です。
ジミー・ペイジのオリジナルバーストもじつは……
続いてまたレスポールの話になってしまいます。ミスター・レスポールこと、ジミー・ペイジの愛用する1958年製レスポールも改造されていることをご存じでしょうか?
前述のザックのようにサーキットを変更したり、ボディにペイントを施したりしているわけではありませんので、あまりめだたず、気づかれていない方も多いかと思います。
ペイジのレスポールの改造点はネックです。この年代のモデルは異常にネックが太い仕様となっていますので、それを削って細くしてしまいました。(ペイジが手に入れた時点ですでに削られていたという説も有り)
現在の市場価格は1000万円を超えていますので、現在ではこういった改造をすることはほとんどないでしょう。オリジナルバーストがたんなる中古品として扱われていた1960年代から70年代ならではの大胆な改造であると言えるでしょう。
ペイジは新しい機構などの導入にも積極的で、自動チューニング機能を持ったロボットギターなども入手しています。うわさではメインの58年製バーストにもこの機構を搭載しようとしていたとか……。
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ヴィンテージマニアの筆者からしてみると、とても恐ろしい話ですが、プレイヤー視点で考えると「より使い勝手を良くするための改造」ですので決してまちがったことではありません。
それでも、なにもヴィンテージに手を加えなくても……。筆者はそう考えてしまいます。
世界一高額なギターと言われるオリジナルバーストにも手を加えてしまう……さすがはジミー・ペイジです。
ギター仙人、ウリ・ジョン・ロートの超ド級ギター!
数多く存在するオリジナルギターの中でも、ひときわおおきな輝きを放っているのが、スコーピオンズなどで活躍したギター仙人ことウリ・ジョン・ロートのスカイギターでしょう。
一見すると何の楽器なのかわからないほどに奇抜なボディシェイプに、32フレット打たれたネック……。これこそがウリのトレードマーク、スカイギターです。
メーカー製ギターではなく、ピックアップなどのパーツまで含めて友人のクラフトマンらといっしょに作られた完全オリジナルギターとなっています。
そのルックスはもちろんのこと、サウンドも唯一無二の存在感。まさに仙人の相棒に相応しいギターであるといえるでしょう。
使いこなせるかどうかはわかりませんが、さまざまなギターを弾いてきた筆者が一度弾いてみたいギターNo.1です。
不思議なシェイプが神々しいウリ・ジョン・ロートのスカイギター。
いまやギターメーカーが、有名ギタリストのためにオリジナルモデルを作ることは決して珍しいことではなくなりました。ギタリストが自らの手で改造したり、ゼロから作り上げたギターはまた特別な価値があるものでしょう。
エレキギターの形状やスペックに絶対的な正解は存在しません。だからこそ、ギターという楽器はとても魅力的にみえるのかもしれません。
Byチリペッパー眞木
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