プライベートスタジオに高級オーディオケーブルは本当に必要か？

高級オーディオケーブルにはいろいろな考え方があります。「高級ケーブルを使えば音は劇的によくなる！」という意見もあれば、「高級ケーブルは効果がない」という意見も。筆者自身は、宅録に高級オーディオケーブルは不要だと考えています。

あなたはどう思いますか？

今回はできるだけ低コストで、宅録に最適なオーディオケーブルの選び方を紹介したいと思います。

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宅録には向いていない？高級オーディオケーブルについて考えてみる！

▲高級オーディオケーブルに対する考え方は人それぞれです。

まず、高級ケーブルは音がよくなるのかという疑問について考えてみます。結論としては「確かに音はよくなるだろう」と筆者は思います。

筆者自身がたくさんの高級ケーブルを試したわけではありません。ですが、オーディオに詳しい諸先輩方がよいといっているならよいのではないでしょうか。

オーディオには歴史があり、いわゆるオーディオマニアと呼ばれる方々はあらゆるケーブルを試してきたことでしょう。

そんな先輩方の考えに対して、まっこうに立ち向かう気はありません。では、高級オーディオケーブルを選ぶのがよいのかといえばそうではありません。

よいオーディオケーブルは、スパイスを効かせてきます。それもよけいなくらいです。例えるなら、醤油ラーメンを食べようとしているところにコショウを大量にかけられるような気持ちです。

このままではコショウが強すぎて、醤油ラーメン本来の味を楽しめませんね。少々わかりにくい例えになってしまいましたが、よいオーディオケーブルは音楽に味付けをします。

それが聴く側だったらとてもよいことでしょう。しかし、冒頭でも書いたように我々は「創る側」の人間です。創る側が聴くサウンドはできるだけフラットにしなければなりません。

適正な環境で、適正な音でミキシングしないとよい2MIX（ミキシングを完了した音源のこと）はできません。ですから、頼んでもないのに味付けしてくるケーブルよりも、なにも味付けしないフラットな音を出してくれるケーブルの方が宅録には向いています。

オーディオケーブルに関してはBELDEN、MOGAMIあたりが無難でしょう。価格も手ごろですし、プロの現場でも使われているのでオススメです。

ちなみにワゴンセールなどで投げ売りされている激安ケーブルは使わない方が無難です。自分で聴き比べてみればわかりますが、明らかに音質が劣化します。高級ケーブルと激安ケーブルは宅録には必要ありません。

「ちょっと高いけど頑張れば買えるなぁ」くらいのケーブルが宅録には合っています。

音質に関しては、できるだけフラットを主張しているものをチョイスしましょう。
インターネットで検索すればレビューを見ることができますから、レビューを参考にして予算にあったケーブルを選びましょう。

オーディオ業界のオカルト！USBケーブルについて考える！

▲私達の生活になじみ深い一般的なUSBケーブル。

▲実はオーディオ用のUSBケーブルがあるのです。（画像1）

USBケーブルはオーディオインターフェースとパソコンをつなぐために必要なケーブルです。ある話では、このUSBケーブルを換えることで音も変わるとのこと。比較的否定派の方が多いこの議論、あなたはどう思いますか？

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筆者は「少しくらい変わるんじゃない？」と思っています。非常にあいまいですが、これに関してはハッキリいってわかりません。議論としている方々の文章を読んでみたのですが、もはや一般人が入れるレベルではありません。

USBケーブルといえば数百円のイメージですが、画像1のように、数万円もするケーブルもあるようです。たしかに高級USBケーブルは音質をよくしてくれる効果があるのかもしれません。

ですが、オーディオケーブル同様、我々は常にフラットな音を意識する必要があります。ということで「少し高いオーディオ用のUSBケーブルを使う」のがよいのかもしれません。

1,000円程度でオーディオ用のUSBケーブルが買えるので、どうしても気になる方はそれを使ってみるのがよいでしょう

自作派にオススメ！格安ケーブル作りに挑戦してみよう！

▲筆者の自作シールドです。2ヶ所はんだ付けしています。（画像2）

今回はケーブルの選び方を簡単に紹介しましたが、最後に自作ケーブルのススメをさせていただきます。

画像2は私が普段から使っている自作シールドの写真です。このシールドと同じように、オーディオ用のケーブルも自作することができます。自作のメリットはとにかく安く上がることです。通販でパーツ別に注文することができるのですが、とにかく安いですね。

それぞれのパーツをはんだ付けし、完成です。中学生の技術レベルのはんだ付けなので、私のような不器用人間でもなんとかなりました。

自作ケーブルのデメリットとしては耐久性です。よほどはんだ付けがうまい人じゃない限り、やはり耐久面で不安が残ります。ライブ中にアクシデントが起こってしまっては遅いですからね。どうしても心配になる方は正規品のケーブルを買えばよいと思います。

私はお金がなかったので、安上がりな自作を選びました。おもに宅録で使うケーブルなので万が一トラブルがあっても対処できるからです。自作の仕方はネットで検索すればたくさん見つかるので、興味がある方は挑戦してみてください！

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