ミュージシャンが経営するお店にプラっと行ってみませんか？

ミュージシャンとして成功し大金を手にしたアーティストが自分のスタジオを作ったりすることはよくありますよね。中にはそれだけには飽き足らず、さまざまな事業に乗り出す方もいます。ミュージシャンのお店にはどんなものがあるのか見てみましょう。

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リアムが着る服を「これいいべ？お前も着ろよ」と言われている感じのお値段の洋服です

▲キメてます、リアムさま。ステージ上だともっとラフですけどね

元オアシス、現在ビーディー・アイのボーカルを務めるリアム・ギャラガーは、自らのファッション・ブランド「プリティ・グリーン」をオープンさせました。

日本にも東京・青山に2012年に開店し、フジロックで来日した際、オープニング・パーティーにリアム本人も来店しました。オーナーとして店内をチェックすると共に、かけつけた多くのファンに握手やサインをしてブランドをアピールしました。

プリティ・グリーンはリアムお好みの60年代・70年代のブリティッシュ・テイスト溢れるユニオン・ジャックやペイズリー柄などのデザインを中心として、Tシャツ・アウター、パンツ等さまざまなアイテムを揃えています。

筆者は青山店に行ったことはないのですが、実家がある長野県の松本にあるパルコに何気なく立ち寄った際、一階の片隅で何故かプリティ・グリーンが出張販売的な限定ショップを開いており、思わず目を疑ってしまいました（笑）。結構必至ですね、リアム！

ちなみに青山にオープンした理由は、来日したら必ず寄るという大好物の「じゃんがらラーメン」が近くにあるからという噂も有り。噂ですよ、あくまでも（笑）。

Jay-Z（ジェイジー）が経営するスポーツバーには妻・ビヨンセも訪れる？

▲映画に出てきそうなバーですね。怖い人が来そうな予感

ニューヨークにある若者を対象にしたナイトクラブのオーナーとして「40/40」を経営しているのがJay-Z。いわゆるスポーツバーのオーナーです。

彼のコンサートのアフターパーティーや、バースデーパーティーなどに使われる事も多く、妻の歌手・ビヨンセも一緒に訪れることもある様子。遭遇したら驚いちゃいますね。

ニューヨーカーにとってお洒落なスポーツバーはいくらあっても足りないようで、こういったお店はどんどん増えているんだとか。一時期は空港内にも店舗を拡大する計画もあったそうです。

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また、ニューヨークブルックリン区に本拠を置くNBAのチーム、ブルックリン・ネッツの共同経営もおこなうなど、元々経営者としてのセンスがあるようですね。ちなみに総資産は500億円だそうです！お願いだから少し分けてほしいものです（笑）。

シンガー・ソングライター、ジャスティン・ティンバーレイクは洋服ブランドを立ち上げるとともに、バーベキューレストラン「サザン・ホスピタリィ」を経営しています。

お店でサプライズとしてライブをやったりするそうで、ファン思いのジャスティンらしいですね。気になるお味の方はなかなかのようで、日本から訪れるファンにも評判は良いようです。彼の繊細な人間性が出ているのかもしれません。

ニック・メイソンのちょっと良い話。ビジネスを超えたミュージシャンシップを感じます

▲「まあまあ、ここはわしに任せなさいよ」と言ってくれそうなニック卿。

ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイソンは、自分が人生で初めてドラム・キットを買ったドラム専門店「フッツ」がピンチに陥っているのを知り、お店ごと買い取るという男気を見せました。ステキ！

ニックは「フッツは僕の若い頃の楽しい思い出のひとつ。駆け出しのドラマーの僕が7ポンド50ペンスで初めてドラム・キットを買った店なんだ」と思い入れを語っています。

同店は1920年に開業した老舗だそうで、ミュージシャンにとって助言を求められる場であり、情報交換もできる。この店は情報の発信源となっているそうです。

ただ、経営については「ぼくはあまり首を突っ込まない。自分が役に立つとは到底思えないしね」とビジネスには興味がなさそうです。プレイヤーとしての原点を大事にしたいという気持ちからなんでしょうね。

ここがロックファンの聖地！なぜこの店名にしたんでしょう。『ギミー・シェルター』じゃまずいかな？

▲厨房からフライパンを振るうビルの姿が…（妄想）

ロンドンに行ったなら、ぜひと覗いてみたいお店があります。ローリング・ストーンズの元メンバーでベーシストのビル・ワイマンが経営するレストラン「スティッキー・フィンガーズ」です。

同店は1989年にオープンしましたが、その後『スティール・ホイールズ』をリリースしてからおこなった世界ツアーを最後にビルはストーンズを脱退しました。夢が実現して安心しちゃったんでしょうかね？

立地は賑やかにお店が並ぶケンジントン・ハイ・ストリートを一歩入った辺り。有名ですから、すぐにわかるはずです。

ロンドンの他にもマンチェスターやケンブリッジにも出店し成功しているビル。事業家としてはなかなかの腕前のようです。

店内にはストーンズ・ファン垂涎のコレクター・アイテムが展示されており、ゴールドディスクや演奏に使用したベース、メンバーの写真、記事やポスター等が飾ってあり、ミュージアムとしての価値もありそうです。ファンにしてみればメニューすら貴重品ですね。

成功する人は何をやっても成功するんですね。ただ、自分の表現を音楽以外に求める場合、ミュージシャンとは違う顔が垣間見れて面白いものです。

文・岡本貴之

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