廉価ブランドのギターは入門用に最適～高級ブランド直系の質を格安で

高級ブランドのギターが欲しいけれど、そんな予算はない…。そんな悩みを解消してくれるのが廉価ブランドです。通常ではとても手が出ないようなブランド直系のモデルを安価に手に入れることができますので、入門用としても高い人気を集めています。

スポンサーリンク

ギブソン直系！レスポールを名乗ることが許されたもう一つのブランド

▲ギブソン以外で唯一正式に「レスポール」を名乗ることができるブランド・エピフォン

レスポールやSG、フライングVといった数々の名器を生み出してきた名門ブランドギブソン。誰もが一度は手にしてみたいと思うのではないでしょうか？

しかし、スチューデントモデルのレスポールジュニアやスタジオでも10万円以上、主力モデルになると20万円以上は覚悟しなければなりません。

本家には手が届かないけど、コピーモデルは何か嫌だ…そんな方のために用意されているのがエピフォンです。かつてはオーヴィルというブランドで展開されていたギブソン直系の廉価ブランドになります。

設計はほぼ同じですが、人件費の安いアジアの工場で生産することによって、低価格を実現しています。

さすがに価格が本家の3分の1程度ですので、まったく同じサウンドを再現！というわけにはゆきませんが、かなり良い雰囲気を味わうことができます。ギブソンが欲しいけど予算が…という方はチェックしておきましょう。

オリジナルモデルも魅力的！フェンダー直系の廉価ブランド・スクワイア

▲格安ストラトキャスターを探すのであれば、まずはスクワイアから

ギブソンと並んでエレキギターの2大メーカーと称されるのがフェンダーです。ストラトキャスターやテレキャスターなど、さまざまな名器を生み出した名門にも廉価ブランドが用意されています。

スクワイアと名付けられたシリーズからは、定番モデルのストラトキャスターやテレキャスターをはじめ、さまざまな機種の廉価版が用意されています。

単に価格が安いモデルを発売するだけでなく、オリジナルモデルが魅力的なのもスクワイアの特徴の一つです。中にはあまりにも人気が高まったことから、本家フェンダーからも発売されるというケースもあるほどです。

その他にもフェンダージャパンや、メキシコ工場製のシリーズなどさまざまな価格帯のものが用意されていますので、予算や好みに合わせて好きなギターを選ぶことができるのも同社の魅力です。

スポンサーリンク

高級ギターの代名詞！PRSからも廉価版シリーズが登場！

▲美しいバーズインレイまで再現されたSE

ポール・リード・スミスといえば、高級ギターの代名詞として知られています。そんな同社の低価格帯機種を販売しているのがSEです。

当初は同社内の一つのシリーズといったイメージが強いものでしたが、ラインナップが増えた現在ではブランドの一つと認識されています。

生産工場は前述のエピフォンやスクワイアと同様にアジアですが、材料、工程、そして最終的な検品を徹底することにより、低価格でありながPRSの名に恥じないハイクオリティーなモデルを生産しています。

一度手にとってみると、低価格帯ギターであることが信じられないほどに丁寧に作られていることがわかるでしょう。ボディシェイプやデザインも奇抜なものではありませんので、幅広いジャンルのギタリストにお勧めすることができます。

予算が十万円以下で、できる限り高品質なギターを手にしたいのであればSEだと言っても過言ではありません。

個性派のあなたにはグレッチの弟分、エレクトロマチックで！

▲グレッチの美しいデザインを継承したエレクトロマチック

フルアコースティック系エレキギターの王様、グレッチにも弟分的なブランドが登場しています。その名もエレクトロマチック。

本家を新品で購入しようと思えば20～30万円の予算が必要となるのに対し、こちらは3～10万円で購入することができます。個性的なデザインはもちろんのこと、基本的なパーツ構成はほぼ同じですので、手軽にグレッチサウンドを楽しむことが可能となります。

近年のモデルはヘッドのロゴもグレッチとなっていますので、ぱっと見ただけでは廉価ブランド製であることに気付かれることはありません。ですので、単にこのルックスのギターが欲しい！という方にもお勧めです。

国産ブランドのコストパフォーマンスシリーズもあなどれない！

日本国内のメーカーにも低価格帯専用のブランドが用意されていることがあります。その代表となるのがESP系列のエドワーズでしょう。トラディッショナルなギターのコピーモデルに定評があり、本家を凌ぐほどの人気を集めています。

アリアからは入門者向けモデルをリリースするブリッツが数年前に登場しました。激安ギターに分類される価格帯でありながら、ハイクオリティなモデルが多く、中級者以上の方の改造ベースとしても高い評価を受けています。

その他にも、フェルナンデスはターゲット、バッカスにはブライアンなどさまざまな低価格帯ブランドが用意されていますので、本家はちょっとお高い…そう思ってしまうのであればチェックしてみましょう。

最初から高級ギターは買うことができない…でも無名メーカーのギターはちょっと不安。そんな方はまずは有名メーカーの廉価ブランドからはじめてみてはいかがでしょうか？

Byチリペッパー眞木

スポンサーリンク